◆始業カウントダウン ページ7
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『…そろそろ離してあげませんか?』
「え、ああ。すみません。女性の腕を引っ張る等優しい私に、あるまじき事を…」
「いや、別に…」
「オレ様の事も離すんだゾ!」
「いえ、君はダメです」
即答かよっ、と男の腕の中の狸猫はもだえる
女の子の名前は「ユウ」
私と同じで何故かここに突然来てしまい、この狸猫に襲われかけていたらしい
それも、丸焼き、という荒手段で
『人間、食べんの?』
「不味いから食べないんだゾ」
『ってことは食べたことあるんだ』
身を捩る
狸猫はブンブンと頭を振っていたけど、そっちの方が面白いから何も見なかった事にした
害はない、と判断したのが女の子と狸猫
でも、そっちのカラス男は、違う
誰よりも危険に感じてしまう
試しに、もう一度背中に銃口を向ければ、
「女性がそんな物を持っちゃいけない」
と、いつの間にか手元から無くなっていた
気配すら感じさせず、スルリと向け落ちた感触
はじめて、恐ろしいと心から思った
「さあ、もう少しで着きますよ」
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しゃけ(プロフ) - ひぃ…更新し続けてる……これからが楽しみです。ユウが女の子、という点も興味がそそられます! (2020年7月23日 17時) (レス) id: 9cd1e2c3d2 (このIDを非表示/違反報告)
C.l.1(プロフ) - 好きです!! 原作沿いがとても好きなので読めて嬉しいです。これからも頑張ってください! (2020年7月23日 16時) (レス) id: bb3e5151b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:飴イジング | 作成日時:2020年7月23日 7時