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ちょうど応募する時期も、秋のはじまりだからと言って大野くんは作品に取り掛かった。
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「まずは、下書きかな。大体決まったら、専用の用紙と、絵の具を用意するから」
「ん。わかった」
大野くんは下書き用の紙にささっと、鉛筆を動かして
どうやらもう大野くんの頭の中には浮かんでるようで
フォローするとか言いながら、私が口を出す隙がない。
「本当に大野くんの集中力ってすごいよね」
智「ん？」
「あ、どうぞ。お気になさらず描いてて」
智「ふふ」
キャンパスに向かう横顔を見れるこの位置は
私の特等席かもしれない
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夏の空は、日が落ちるのが遅いけど
グラウンドから聞こえる運動部の声が静まった頃
「今日はそろそろ終わろっか」
智「ん」
そう言って切り上げて、帰る準備をした。
「夏休みは、なにか予定あるの？」
智「いんや」
「じゃあ、来週も来れる？」
智「ん。センセーは、なんか予定あんの？」
「いんや」
智「ん？おいらのマネ？」
「ふふ。似てた？」
智「似てねぇ(笑)」
「うそー」
なんて、穏やかな会話
「じゃあ、気をつけて帰ってね」
智「センセーも、気をつけてね」
「ありがとう。じゃあ、また来週」
大野くんは、軽く手をふって背中を向けた。
夕日に照らされた髪の色が、秋の空のようで
少し切なくなったのは、彼はいつか遠くに行ってしまいそうな、儚さがあったから。
何かのキッカケで彼の才能を活かすことが出来れば、大野くんの世界はもっと広がるはず。
だから、私にできることがあるなら、してあげたい。
彼の後ろ姿を見つめ、そう思った。
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キル・ハーヴェイ(プロフ) - yonnさん» そうなんですよ、本名いれちゃってるんで(笑)いえいえ、逆に面白いので！楽しませていただきます♪ (2019年2月11日 20時) (
レス) id: ce04af8a29 (このIDを非表示/違反報告)
yonn(プロフ) - キル・ハーヴェイさん» コメントありがとうございます(;_;)！嬉しい限りです！あ、確かにあの方のお名前になる可能性が…（笑）すみませんm(_ _)mこれからもお楽しみ頂けたら幸せです(T_T) (2019年2月11日 19時) (レス) id: f6be40d530 (このIDを非表示/違反報告)
yonn(プロフ) - まっきぃさん» まっきぃさん！新作にも来ていただき嬉しいです！ハチミツイロとは少し違うドキドキを味わって頂けるように頑張ります！またいつでも遊びにきてください☆彡.。 (2019年2月11日 19時) (レス) id: f6be40d530 (このIDを非表示/違反報告)
キル・ハーヴェイ(プロフ) - 優しい感じのお話で、続きが楽しみです♪ 下の名前入れてふつうに読んでたらある有名人の名前になっちゃってちょっとびっくり笑 更新楽しみにしてます！ (2019年2月10日 22時) (レス) id: ce04af8a29 (このIDを非表示/違反報告)
まっきぃ(プロフ) - ハチミツイロ大好きなお話です！それの大野さんのお話なんてー！！嬉しいです(≧▽≦) (2019年2月10日 22時) (レス) id: cc514bee80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yonn
| 作成日時：2019年2月10日 21時
