第十六話 くっつけて?まるめて ページ16
案内した先、開けた場所
一人の上半身と、何人かの塊
「うーむ、イイ趣味してんね」
悪い意味でもいい意味でも
まぁ、呪霊とやらがそんなこと考えて作ったわけじゃなさそうだけど
虎杖「…この遺体、持って帰る」
釘崎「えっ?」
虎杖「これ、あの母親の息子だ。遺体もなしに死にましたじゃ、納得もできねーだろ」
そうはいっても…おや
伏黒「あと二人の生死を確認しなきゃだ。死体はおいてけ」
虎杖「冗談言うな!来た道すらなかったってのに、このあとに取りにこれるかよ!」
伏黒「あとでじゃない、置いてけって言ってんだ!ただでさえ助ける気のない人間を、ここで取りに行くつもりはない!」
虎杖「助けるつもりはない、だと?どういうこ―――」
「あっ」
足元が沈む
のを腕で踏ん張って脱出!
釘崎「Aッ!?」
「のわっ!?」
あ、今度は釘崎が完全に沈んでしまった
よく見たらわんわんが!わんわんが死んでる!なんとぉ!?
キリィ『おぉ、すごいな』
お気楽じゃんアンタ!
目の前にいるんじゃんよ君!教えろよもー!
虎杖「う、うわあああああ―――」
「あああっと!」
二人の首根っこをつかんで後ろに引っ張る
とりあえず二人は何とかなった。私の腕は片腕切れたが、とりあえずキャッチ
「おぉ、びっくりした。ずいぶんと素っ頓狂な顔だこと」
何だろう。目がない。いやよく見ればあるのか?
上半身人間のようで下半身は人じゃない
まぁ、そもそも呪霊なんて呼ばれている時点でそんな括りはないようだけど
虎杖「A!」
「んー、君らは逃げなよ。手に負えるやつじゃなさそうだし」
腕をくっつけつつ
「まぁ、あれだ。宿儺に出てもらうことも可能だけど、どーせ言う事はきかなそーだし」
宿儺「俺としてはお前の方が不思議だがな。こいつらをかばってどうする?何故縛られようとする?貴様ほどの力があれば、すぐに殺して自由になることも簡単だろうに」
「なにその言い回しかっこいー。自由って何も楽しいことだけとは限らないものよ?」
…あれ、なんかナチュラルに強さを認められてたな、今
なんとなく初対面以来しゃべってくれてないからちょっと新鮮
宿儺「そうだな、仮に。俺に体を貸し与えたとしても、呪霊よりも先にそこのガキを殺す。そしてあの女を殺す。呪霊はそのあとだ」
あの女、が私なのか釘崎なのか気になるところ
虎杖「そんなこと、俺がさせねぇよ…!」
宿儺「そうだな。だが俺にかまってると、それこそ仲間が死ぬぞ」
「『切断』」
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ハラヘリ - シユウさんの作品めっちゃ好きなので頑張って下さい!終末のワルキューレも書いてくださいお願いします!! (2021年7月25日 12時) (レス) id: 9f1880d95d (このIDを非表示/違反報告)
スカビオサ - 久しぶりの更新嬉しいです。これからも頑張ってください。楽しみに待ってます! (2021年6月27日 3時) (レス) id: 18b5c09236 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - 呪術廻戦めっちゃ好きなので嬉しいです!シユウさんのペースで頑張ってください。これからも応援しています。 (2021年3月11日 23時) (レス) id: 0e99b2a90e (このIDを非表示/違反報告)
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