【ツイステッドワンダーランド】魔法？は、使えないけども…『番外』 (ページ21)

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第二十話　逃走撃?自業自得ページ21

グリム「エースは何処だー!隠し立てするとただじゃおかねーんだゾ!・・・て、もう誰もいない!?」

肖像画「いいや、私がいるよ」

グリム「絵がしゃべった!?」

「おぉ、しゃべる絵画だ。すまんが、エースって子をしらん？顔にハートマークがあってオレンジ頭の奴」

・・・？多分オレンジ。多分ね

肖像画「あぁ、知っているとも。今日から入ってきた新入生だね。少し前に寮へ戻っていったようだけど」

グリム「にゃにー!?あの野郎、やっぱり逃げやがったんだゾ!」

「寮にはどう行けば?」

肖像画「寮への扉は東校舎の奥にあるよ」

グリム「よし、おいかけるんだゾ!」

「めんどくせぇ。・・・とりあえずありがとうございますです」

あのガキマジ許さん

いた

グリム「いたんだゾ・・・うおっ!?」

「落ちんなよ、お猫様」

グリムをつかむ
そのまま体制を少しかがめて―――走る
おそらく地上最速で

エース「窓ふき百枚なんか・・・えっ」

「ラリアットォ!」

ゴキャッ
K・O!knockout!
あ、やべ。多分首折れたな。『蘇生』で治療して『書簡』で前後の記憶処理しよう
大丈夫大丈夫、生きているし痛かった記憶もなくなるから大丈夫

「WIN」

グリム「き、聞こえちゃいけない音がしたんだゾ・・・」

エース「げほっ!?なにすんだてめ、え」

む、気が付いたな

「罰則」

エース「げっ・・・逃げろっ」

「あ、テメェ!」

やっぱ折れた記憶は残しておくべきだったか!

グリム「・・・はっ!一人だけずるいんだぞ!」

「うぇーまた追いかけっことか辛い」

エース「どいたどいたー!!」

むっ、前方に別の生徒発見

「おう少年そいつとらえて!罰則者規律違反悪人犯罪者クズ!」

エース「そこまでじゃないだろ!?」

？「ひ、人を捕まえる魔法!?えと」

グリム「なんでもいいからぶちかますんだぞ!」

？「なんでも!?なんでも、なん、えぇい!なんでもいいから、いでよ!重たいもの!」

「え、呪文雑ぅ」

エース「ぐはぁっ!?なんっだこれ、鍋・・・!?」

大釜、だと!?

グリム「なっはは!見てみろ、A!エースの奴、でっけー窯の下敷きになってぺったんこだゾ!」

とりあえず近づいて触って

キリィ『実物があるな。少なくとも幻覚やそういった類のものじゃない』

「周辺の原資を利用したわけでもなしに・・・君、この大釜消せるん?」

？「えっ!?あ、あぁ。多分・・・」

「なんでもあり路線の魔法なのかこれ」

エース「いっでぇ・・・」