第六十四話 味を変える?ユニークだ ページ15
ケイト「面白いでしょ?これ、女の子とお茶するときに鉄板で受けると思わない?」
デュース「すごいですね。アジを変える魔法がクローバー先輩のユニーク魔法なんですか?」
んん
「上書きかな。栄養素とか素材とかがそのまま入れ替わってるわけじゃないから、味覚や嗅覚に対しての偽造・・・あー、色素もできそう。形状というか触覚は無理そうだけど」
トレイ「あぁ、正確には『要素を上書きする魔法』だ。Aの言ってた通り、味だけじゃなく色や匂いなんかも上書きできる。効力は短時間しか持たないから
グリム「トレイの魔法があればツナ缶食べ放題も夢じゃねぇってことかぁ。意地悪なリドルの魔法なんかより全然すごいんだゾ!」
トレイ「いや、俺の魔法なんか寮長の魔法に比べれば子供のオモチャみたいなものだ。レベルが違うよ」
・・・うん
「いや、まぁ魔法社会において魔封じの魔法はとても強力だが、これもすごい魔法だぜ」
トレイ「ありがとう、お世辞でもうれしいよ」
いや、お世辞ではなく
短時間とはいえ味が変えられる。場合によっては見た目も
これってあれだ、毒殺ができる。多少色が変わっても、味が変わっても、すべてが上書きできる
下手をすれば歴史が変わるすごい魔法だぜ？
トレイ「さ、今日はもう遅い。タルトを寮長に渡すのは明日にして、寮に戻ろう。明日は何でもない日のパーティーだ。遅刻するなよ?」
エース「あー、A。また泊めてくんない?」
「えーめんどいけど野垂れ死にさせるのも嫌だしいいよ。ただ掃除手伝って」
エース「えー？そこはほら、友人のよしみで」
「じゃあ野宿でもするんだな」
グリム「ツナ缶十缶でもいいんだゾ」
エース「グッ・・・野宿はいやだ」
デュース「こら、エース。あまりAに甘えるのはよせ」
トレイ「じゃあ、お目付け役としてデュースもAの寮に止めてもらったらどうだ?副寮長の俺が外泊許可を出してやるぞ」
「え、なぜそこで増えた」
ケイト「いいなー。ね、Aちゃん。オレも言っていい?」
「さらに増えんの?」
トレイ「お前はダーメ」
ケイト「ちぇ。さげぽよ」
さげぽよとは
「・・・まぁ、いいけどさ。どーせ部屋数有り余ってるし。最低限の家具はあるし」
トレイ「ウチの二人が邪魔して悪いが、明日までよろしくな」
「あーい」
しゃーなしやな。協力するとか何とか言っちゃったし
第六十五話 なんでもない日?ばんざーい！→←第六十三話 好きなもの？んー
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 41人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
３番目 - 続編おめでとうございます。リクエストで、キングダムお願いします。 (2021年1月11日 8時) (
レス) id: 18b5c09236 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - やっぱり面白いです！頑張ってください！続き待ってます！ (2020年12月10日 13時) (レス) id: c97e70c31b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
