【ヒプマイ】すきやけん。【波羅夷空却】

25空却「(結局その晩からふっつーに着てるし。もっと恥ずかしがってんの堪能したかった)」 ページ25

「あああああ」


朝さむいいいい


早めに起きて、玄関の掃除をしようとしたのですが10月入ったのもあり寒くなってきた。

ちょっと祖父母の実家が恋しい。

暖かい土地に行きたい。

いや、冬は向こうも寒いけどさ。


「おー、今日は早起きだな」

「おはようくう。くうも早かね」

「そろそろ部屋着変えっかー」

「今年新しかと買う?」

「じゃあ拙僧選んで良い? 今日仕事帰りに買ってくる」

「選ぶんめんどいから頼んだ」



**


「いや、頼んだっさ？ 頼んだけどさ」


「こん年でこりゃ恥ずかしゅうなか!?!?」


くうが買ってきたんはポ○モンのイ○ブイとブ○ッキーの着ぐるみパジャマ。


「あったけーし、かわいいAにぴったりだろ?」

「ぬくかばい? ぬくかばってん……いやぬくかけん文句言えん……」

「(ぬくいとかかわいいなこいつ)」



くうの買ってきた着ぐるみパジャマはフリース地で、それは暖かそうだった。

まあ、寒さ凌げりゃいいか……。


「くうがせっかく選んでくれたけん着るばい。ただしブラ○キーが私ね」

「は? ふつーAがイ○ブイだろ」

「いやだ。そこは譲れん」

「拙僧がイ○ブイとか誰得??」

「私が得するけん。それに私ブラッキーばり好いとーけん」

「いや知ってる」

「知っとーならよかばい」

「(Aの大好きなブラッキーを着た拙僧を見てさらに好きになってもらいたかったなんて言えない)」

「なん、くうほっぺ膨らませて。かわいか」

「もーいいや。今日からこれ部屋着な」

「うん??」

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