文化祭下 ページ25
私はやっとのこと役割が終わり、皆と連絡とって合流しようかと思いながらぶらぶら歩いていた。
そんなとき、子供の声が聞こえた。
『ままどこ?』
「んー? ぼく、お母さんとはぐれちゃったの?」
『ままいないの』
「そっかー……んー、校内アナウンスかなぁ……あ、はなみゃー!!」
花「あ? はなみゃー言うな!」
「ふげっ! か弱い乙女にチョップするとは何事だー!」
花「お前はか弱くねーし乙女でもねーだろ」
「このオ○マロめ!!」
花「んで何だよ……」
「この子肩車して!」
花「は?」
…………
………
……
…
『どうもありがとうございます!』
『おねえちゃんばいばーい!』
「うんばいばーい! お母さんと会えてよかったー。真達無駄に背高いから」
花「無駄にっなんだよ。つーか本当お前いい子ちゃんだな。反吐が出る」
「はいはいwwんじゃま、そろそろ文化祭終わりだし、皆先に家に戻ってて。私達片付けあるから!」
花「おー」
そう言って歩き出した真の背中を見て、また、なんだか寂しくなってしまった。
「なんだろ……なんか最近情緒不安定だなぁ」
何故だか、涙が零れた。
…………
………
……
…
「たっだいまあああ!!」
高「Aさんテンションたっかwww」
笠「昨日今日朝からずっと外なのによくんな元気だな……」
「Aちゃん若いんですよ!」
修「あ、夕食ありがと」
春「今日は文化祭で買ったもの中心だけどねぃ」
「とんでもない!! ありがとうございます! わーくーちゃん! ここ2日かまってあげられなくてごめんよー! ただいま!」
わんっ!!
くーちゃんは嬉しそうにしっぽを振って私に寄ってきてくれた。
「ごはん、食べましょうか!」
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作者名:紫 | 作成日時:2015年8月2日 23時