妖「……レイコ…見つけた…」貴『えっ、私は、レイコさんの妹の孫ですよ』【夏目友人帳×黒バス】

8話 ページ10

名取side


昔の夢を見た。



静司に連れられて、木に引っかかれている着物を見たことを。



気になって、その着物のことを調べた。



着物のことは分からなかったが、
その着物に似たような妖力の強さがわかる石があることが分かった。



もっと調べようと思い、書物漁りを再開した。



大分、散らかしたので片づけようとしたとき、









カランコロン♪









きれいな音が蔵に響く。



名「！」



それを手に取り、見てみると赤く輝く石。



その石は普通の石では無いと、直感した。



それは、色は違うが、ついさっき書物で見たものそっくりだった。









ふと、夏目たちの顔が、思い浮かぶ。



妖力の強い夏目たちなら、違う色に見えるかもと思い、夏目、俊、そしてAを連れて来た。









夏目と俊は、黄色く見えたり、柄が見えると言っていた。



昔、タクマさんが黄色く見えたり、柄が見えるタイプは、妖力が強いと言っていた。




やはり、夏目と俊は妖力が強いらしい。









　









だが、Aは、奇妙なことを言っていた。









Aは、黒い石に赤い線で書かれたような、菊の花が見えると言っていた。



黒い色は、今まで聞いた事が無かった。



Aの言っていた《黒》とは、








Aにとって、









いったい、









どういう《黒》に、









見えていたのだろうか。

ありがとうございます！→←7話

ラッキーアイテム

漫画

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す