【鬼滅の刃】神の愛し子は守りたい【短編集】

禰豆子と夜の散歩 ページ6

今日は、禰豆子と約束していた散歩の日。

『楽しみだねぇ』

禰「ムー!」

夜になって、箱から出てきた禰豆子と裏山に行く。炭治郎から許可はもらっているが、なにせ夜なのであまり屋敷を離れられない。


『こっちにね、綺麗な花畑を見つけたんだ』

禰「ム!」


少し行くと、昼間のうちに下見していた花畑が現れた。禰豆子が目をキラキラさせ、「早く行こう」と僕の裾を引っ張る。


『あんまり急ぐと転ぶよ?』


禰豆子と手を繋ぎ、夜の花畑を歩き回る。


禰「ム!」

『へぇ、禰豆子は花冠を作るのが上手いんだね』

作った花冠を自慢げに見せてくる禰豆子。自信作なのかな…なんて思っていると。


『わっ…え、僕にくれるの?』

禰「ムン!」

禰豆子が作った花冠は、僕の頭に乗せられていた。


『ありがと…ふふ、お返ししなきゃだね?はい』

禰「!」


禰豆子の頭に、僕が禰豆子のを真似て作った花冠を乗せる。

『と言っても、初めて作ったからぐちゃぐちゃだけど…』

禰「ム!ムー!」


どうやらとても喜んでくれたみたいだ。お揃いなのが嬉しいらしい。




『さ、遅くならないうちに帰ろう』

2人で、摘んだ花を見せ合いながら来た道を引き返す。屋敷に帰ると、善逸が出迎えてくれた。


善「おかえり!!2人とも、行くなら俺も誘ってよ!女の子だけって心配だよ!てか俺も行きたい!」



『えー、善逸はダメだよ。だってこれは…』


と言って禰豆子を見やる。目が合ったので、互いに微笑んで言った。



『女子会なんだから』
禰「ムン!」



[まとめ]
お互いに花冠を作る。摘んだ花は日頃のお礼として3人にあげました!


炭「ミコトにも、ちゃんと女の子らしい一面があるんだな」
善「女の子からもらったお花…一生大切にしなきゃ」(3日で枯らす)
伊「なんで花なんか渡すんだ?食えねぇのに…」

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