俺の理性くずしてみて？君を見ているだけで、Ｓ心がくすぐられるから２

第２４夜 事件はここから ページ1

もうあいつは私たちが知らない間に動いていた。

最初はいたずらかなとか、思ったりもしていた。


あのとき

もっと早く気づいていれば


・







・







こんなことにならなかったのかな……？


事件が起こったのは２日前の朝――…


この日はいい日で、いつもの毎日が始まろうとしていた。


「ぎゃあぁぁあ!!!」


最初に事件に巻き込まれたのが、ヤムライハ。

「ヤムライハどうかしたんですか？」

急に朝からヤムライハ殿の叫び声が聞こえた。

八人将のみなさんと私、白龍、アリババ殿たちでヤムライハ殿の部屋に入る。

「大変だわ……」

「おいおいなんだよ？道具でも壊したのか？」

シャルルカン殿はつまらなさそうにあくびをかきながら言う。

でも、次の瞬間シャルルカン殿は口をポカーンとあけた。

「『壊した』じゃなくって『されて』いたの!!しかも、今まで頑張って調べあげた魔法の資料が全部ビリビリにやぶ…」

ヤムライハ殿が全部言い終わる前にパタンッと倒れてしまった。

「ヤム!?」

「とりあえずヤムライハをベッドに運びますよ!!」


だれがこんなことを……


んっ？


いない……？

第２５夜 始まった→

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