だって… ページ16
智side
言えるわけないじゃんか
俺達が可愛がってた後輩だったから
翔君が1番可愛がってた後輩だから
和「翔ちゃんが1番可愛がってた後輩だから、何？」
「え…」
和「名前は出さなくてもいい。けど、言い方は色々あったんじゃないっすか？」
ないわけが無い
翔君を傷付けない方法を選んだら、帰って傷付けた
雅「翔ちゃんはさ、たとえ犯人分かったとしても、変わらないと思うよ。」
潤「問題起こす様な事は絶対にしないと思う」
雅「だって、1番それを嫌うの翔ちゃんじゃん」
分かってた…
分かってたはずなのに
俺は…
和「黙ってたって意味ねぇんすよ」
「ニノ…」
和「濁してごめんって、言いに行けよ」
「でも、何処にも…」
和「ちゃんと探せや。俺らに頼る前に」
「だって、おれ」
どこ行ってたんだって怒りそう…
雅「翔ちゃん見つけたら、先ず怒っちゃう？」
見透かされた…
雅「責任が自分にあっても、翔ちゃん怒る気？」
潤「可笑しくね？年下の俺が言うのは…あれだけど」
雅「怒って何が始まんの？明日もあるんだから、早めに寝かせなきゃ。今日だって、寝不足のままでしょ？」
「さ、探してくる！」
ニノ達はやっとかって顔をしていた。
翔君。ごめん。
ちゃんと話せばよかったよね
濁さなきゃ、良かったね
はっきり言えなくてごめん
「はぁっ…はぁっ…居ねぇ」
何処探してもいねぇ
１回部屋戻るか
自分の部屋に戻る途中、翔君の部屋から音が聞こえた
「翔君…居るのか？」
俺は、インターホンを連打した。
そしたら、怪訝な顔をした翔君が顔を覗かした
「翔君！」
翔「何？煩いんだけど」
「ちょっと、いい？」
翔「は？俺、寝たいんだけど」
「ちょっとだけでいいから」
翔「…どうぞ」
翔くんは部屋に入れてくれた。
髪は少し濡れて、上裸だった。
風呂上がりかな？
「あのさ」
翔「犯人の事でしょ？もう、知ってるから」
「え…」
翔「彼奴だったとはなぁ〜w」
「何で？」
翔「可愛い子の裏は怖いなぁw」
「待って」
翔「大野さん目当ての後輩怖いわw」
「聞いたの？」
翔「貴方の口からね？」
「そこまで話して」
翔「雅紀の部屋」
「居たの？」
翔「居たよ？」
「え？」
居たの？あの部屋の何処に？
翔「俺を怒りに来たのかと思ったよ」
「なんで」
翔「だって、逃げたし。終わり？眠いんだけど」
「あ、うん…お休み」
翔「お休み。」
ﾊﾞﾀﾝ
翔君、眠そうな顔してなかったな
反省モードに入ってんのかな
明後日で終わるし…ケジメつけないとな
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 11人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シュガーsweet | 作成日時：2021年3月10日 0時
