幽霊少女と友情物語 (ページ10)

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キラリと光る探し物(後編) ページ10

～ミレイside～

み「なるほど…7年前、川に流された。…ある場所は分かった！とにかく着いて来て！」
そう言われ、着いて行くことにした。
……塀を登り、階段を飛び越えるなどといった地獄のサイクリングテクなので、命懸けだったが。

み「ここよ！一刻も早く見つけないとね。じゃ！」
みなみは崖から飛び降りた。

み「これは…石だけど違う……」

結局、石探しは5時間程かかった。

「ねぇみなみ、もういいよ、帰ろう」
み「なんで？探さないと…」
みなみは、少し寂しそうに言った。
み「…探したい。ミレイのために。」
「！！！っ」
み「……ダメかな…？」
「……好きにしてよ(///)」
み「……もう……」ﾆｺｯ

～1時間後～

み「あったわよーーー！！！」
「え…」
み「これ……だよね…！」ﾆｺｯ
みなみは、ずぶ濡れのまま優しく笑った。そして、濡れた細い指先には見覚えのある石が光っていた。
「…そう、それだよ…！」

その夜、みなみに言いたかったことを言った。
「みなみ、ありがとう」
み「良いよ、お礼なんて」
「この石、貴女が持ってて。」
み「なんで？ミレイの探したいって言ったものなんだよ？」
「持っててよ。これ、実は災いを跳ね返す石なんだよ……」
み「……！！分かった。私に訪れる災いなんて分かんない。けど、ミレイがそう言うなら持っておく。」
「うん……」

その時、なぜか目の色が変わった気がする。