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「「いってきまーす！」」
おばさんにふたり揃って挨拶をし、真っ白な道路へ足を踏み出す。
「明日バレンタインだね」
「あー？ あー、うん。 そうかも」
誰にも踏まれてない、朝の雪にポンポンと足跡をつける。
「今年も期待してていいよ？ 義理チョコ。 どうせ謙ちゃんはあたしからしか貰えないんだからさー」
「うるせ。 今年も10円チョコだったら、ビンタすっからな」
「だって去年はバレンタインってこと自体忘れてたんだもん。 そのチョコ、ポケットに運良く入ってたやつ……―いい痛い痛いー！」
謙ちゃんが、無言であたしのほっぺを両側に引っ張る。
寒さのせいで、頬に触れる指も冷たい。
この寒さで、謙ちゃんは手袋を身につけていない。 痛みよりも冷たさが勝る。
「冷たいなぁ、もう！なんで手袋しないの！」
「いいんだよ。 俺、寒さには強いから」
「風邪ひいたって看病してやんないからね！」
「いらねーし。 前に俺が風邪引いたときに、お前頭から水ぶっかけただろ」
「あれはわざとじゃなあおもーん！ 今年はね、絶対10円チョコじゃないんだからね！ だからホワイトデーのお返しで同じやつ3個ぼっちは却下だよ！」
「お前が3倍返しって言ったじゃん」
あたしたちの朝は、いつもこんな感じ。
あたしがはしゃいで、謙ちゃんが低いテンションで適当に返事をして、すしていつの間にか口喧嘩になって…。 そして、少しだけ時間が経つだけで勝手に仲直り。
これが日常で、こりから先も続くはずで…。
どれだけ時間が経っても、変わらないと思ってた。
ずっとこのままだと思ってた。
だけど、そう思っていたのは、あたしだけだったのかもしれない。
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安井まあちゅん大我(プロフ) - ちあきんぐさん» 私もすごいすきなんですよヽ(*´∀｀)ノ ダメな作者ですが、よろしくお願いします(∩´∀｀＠)⊃ (2014年5月23日 18時) (
レス) id: 0a5bc95597 (このIDを非表示/違反報告)
安井まあちゅん大我(プロフ) - ネロルさん» 本当ですか？ いいですよね(>ω<) ダメな作者ですが、よろしくです (2014年5月23日 18時) (レス) id: 0a5bc95597 (このIDを非表示/違反報告)
ネロル - 私もこの小説大好きです！！本持ってます^o^ (2014年3月27日 18時) (レス) id: 401f174275 (このIDを非表示/違反報告)
ちあきんぐ - 私も魔法のiらんど好きです♪次の更新頑張ってください♪(^o^)v (2014年3月7日 20時) (レス) id: 79e11f41e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：安井まあちゅん大我 | 作成日時：2014年3月7日 20時
