マセガキ_56_【観音坂独歩】 ページ9
「!?あがッ…Aッ…しゃ……ッぁあッ…そごッ…」
『ッ…ふッ…ぉまが…いったん…だろッ…!』
次の瞬間あまりの圧迫感と快感にさっきまでの思考が全て吹っ飛びA以外何も考えられなくなる
打ち付けられる腰に己の足を絡ませながらまるでAへ執着を表すかのようにうしろをぎちぎちと締め付ける俺と、右手で腰を抱え込み貪るように腰を打ち付けてくるA
お互いの呼吸音と、ぐちゃぐちゃと激しさを訴えるかのような水音、ベッドのスプリング、すべての音が更に快感を強めていく
「ゃッ…あ!いぐ……ぃくッAしゃ…んッぅーー」
一気にはじけた快感と白い液、視界がちかちかとする中に出していく俺
『ッ…はぁ…ッ…はぁ』
背筋を駆け抜けていくゾワゾワ感に浸りつつ息を整える間もなく目が合うとお互いの唇を重ね合う、後に俺は意識が絶えた
最後に見えたのはやっぱり綺麗なオッドアイだった
_________
___
「ん……」
目をつぶっていても眩しい光にゆっくりと目を開き、意識がふわふわとする中隣を見ると、男が寝ていた
!?!?!?
俺は隣に寝ている男が一二三ではない事に疑問を持ち飛び起き周りを見渡す
日常生活のこれっぽちもない殺風景な部屋
あるのはベット、クローゼットのみだ
壁飾り等もなく時計も掛けていない
前髪で隠れて見えない顔
そっと手を伸ばし前髪を退かす
「……こ、この人……」
_____
『チッ…ぐずぐずになっていっぱい感じてるまま、一度いけ…』
______
サッと頭に浮かんだ昨日の夜の光景
一気に自分の体温が上がるのがわかる
思い出した、昨日この人に……
『おはよーさん、独歩』
耳元で聞こえた声、バッと下げていた顔を上げるとニヤニヤと笑うAさん
「ぉ、おはよう…ご、ごございます!!」
赤い顔を隠す為、そして顔が見れない俺はクッションに顔を埋め、そのまま頭を下げる
『ところで独歩…今何時だと思う』
「ぇ……えぇと…」
右の壁を見るが時計がない…あぁ、いつもの自室感覚で右の方を見てしまった
『今は10時だ』
「あぁ、10………時………!?!?じゅ、10時!?!」
アハハッ!!と笑い転けるAさんを他所に俺は急いで部屋中を走り回り自分の服を見つけ、服を着る
『ヒッ…ひぃ〜笑った、洗面台はあっちだ髪型凄い事になってるぞ』
笑いにより零れた涙を人差し指で拭き洗面台を指さす
「ッーー」
そんな姿に俺は顔を再び赤くした
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屑 - すごい大好きです(/'')/更新まってます!! (2021年4月9日 22時) (レス) id: 9d80137707 (このIDを非表示/違反報告)
白虎(プロフ) - 更新頑張ってください!応援してます! (2021年3月5日 22時) (レス) id: b6500f375f (このIDを非表示/違反報告)
ふーちゃん - 頑張ってください!更新待ってます! (2021年2月27日 17時) (レス) id: c63af39f09 (このIDを非表示/違反報告)
マリー - がんばってください!!! (2021年2月14日 22時) (レス) id: 8ffd0aa4cc (このIDを非表示/違反報告)
マリー - 更新待ってます!! (2021年2月14日 22時) (レス) id: 8ffd0aa4cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミカン | 作成日時:2020年10月29日 22時