マセガキ_64_【山田三郎】 ページ17
『なぁ』
「…………………」
『三郎』
「…………………ッ………」
『ダメか?』
「…………っ、この馬鹿が!!!」
『痛てぇッ!!?』
容赦ない三郎の足蹴りが俺の太ももに当たり、思わずバランスを崩しかける
いや、普通に痛い、痣ができそうなレベルで痛い
文句を言ってやろうと思い顔を上げると、細い指から覗く赤い顔はプルプルと震え、今にも泣きそうな大きなオッドアイの瞳で俺を見上げていた。
「いちいち聞くなよ、馬鹿ッ………!」
消え入りそうな声で俺の理性は見事にぶち飛んだ
俺は一切の遠慮をせず、黒いチョーカーで隠されている白い首筋にかぶりつく。
「ひぁッ…!!」
首筋に走る痛みに、三郎は小さく悲鳴をあげた。
白い肌に弧を描く赤い歯形が浮き上がり、少し遅れて真っ赤な血が滲んできた。
俺は舌を使ってその血を残さず舐めとる。
「んッ、ふ……ぅ、や、ぁ……」
傷口を舐める度に、三郎は甘い声を零す。
ちぅ、とそこに吸いつけば、傷口とは別に赤い痕が三郎の項を彩った。
……この位置なら、傷口もキスマークも髪とチョーカーでほぼ完全に隠れる。
三郎もそれがわかっていて文句を言えないのだろう
怒りと羞恥が入り交じっているようで、首から顔を離せば潤んだ瞳でこちらをキッと睨み付けていた。
『ほら、』
「や、やだ……………」
『自分から誘っておいて…嫌じゃないだろ、脱がすぞ』
俺は三郎のスウェットパンツと下着を一緒に掴んで一思いにずり下ろし、足の間に身体をねじ込む
暗闇に目が慣れてきたのか、常夜灯の僅かな光だけでも限界まで反り上がった三郎の中心部が先走りで濡れそぼっているのが分かった
『へぇ、ちょっと弄っただけでこんなに立てたのか?』
「み、見るなッ……」
三郎は足を閉じようとしたが、間に俺がいるため隠すことは適わない
むしろ、俺からすればホールドされているようにしか思えないのだが
俺にキスされて、項を噛まれて、突起を愛撫されて
「?…A…ッ?……どうしたの…」
『だってお前が可愛すぎるから…つい』
「か、かわっ……」
可愛い、という単語に反応したらしく、三郎の身体がビクリと震え、顔を背けられる
………そういうところが可愛いんだってば
俺はポケットにあるコンパクトサイズのローションを取り出す
一度手の平の上にローションを垂れ流し、とろりと反対の手の平に垂らしながら人肌程度に温まるのを待つ
その様子を三郎は目を細め、ぼーっと見上げていた
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屑 - すごい大好きです(/'')/更新まってます!! (2021年4月9日 22時) (レス) id: 9d80137707 (このIDを非表示/違反報告)
白虎(プロフ) - 更新頑張ってください!応援してます! (2021年3月5日 22時) (レス) id: b6500f375f (このIDを非表示/違反報告)
ふーちゃん - 頑張ってください!更新待ってます! (2021年2月27日 17時) (レス) id: c63af39f09 (このIDを非表示/違反報告)
マリー - がんばってください!!! (2021年2月14日 22時) (レス) id: 8ffd0aa4cc (このIDを非表示/違反報告)
マリー - 更新待ってます!! (2021年2月14日 22時) (レス) id: 8ffd0aa4cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミカン | 作成日時:2020年10月29日 22時