マセガキ_49_【過去】 ページ2
俺の家は裕福であった
金も、財力も何もかもが充実している家である
だがそんな家に生まれた子供は大抵親が全てである
何をするにも親の許可がいる、そんな所に産まれた俺有川A
だが、俺を産んだ親はその後俺の姿を見る事もなく他界したらしい
だから俺はお母様の祖父である人物に育てられた。
「祖父の言う事は絶対」
その言葉を教えられたのは言葉を覚えてまだ幼い頃だった
言葉が理解出来るようになると勉強や運動全てに置いて1位を取れと言われ、俺は毎日毎日部屋にこもり勉強を必死にしていた
別にそれが特別苦しいとは思わなかった
小学生になり、俺は初めて祖父の元を離れ親戚に預けられた
そこが、今俺が住んでいるイケブクロ
だがその親戚は一見優しく見えたが、そんな事はなかった
毎日毎日ギャーギャーと煩い嫁にそれに呆れて言葉も出ない夫、嫁も夫も俺の事なんてお構い無しに叫びたいだけ叫び、部屋をグシャグシャにして眠る
耳を塞いでも聞こえる耳うるさい女の声、何の話をしていた…なんて、もう覚えていない
その位俺の中ではどうでもいい事を叫んでいたのだ
仕舞には夫が家を出ていき俺と女2人になった
俺はドラマで見た事があった、こういう泣いている女には黙って優しく背中を撫でてなると、何れ落ち着いて寝てしまう事を
啜り泣く声が何処か俺をイラつかせ仕方なく俺は女の横に座り背中を優しく撫でてやった
その日から女は態度を変えたように俺に絡みついてくるようになった、嫌われるよりかは幾分かマシか…と思いながら俺は毎日を過ごしていた
1ヶ月が経った頃だ、俺は女に押し倒された
「大丈夫…すっごく気持ちいいから」
そう言って女は俺の上に伸し掛かっては、俺の体を使って遊び始めた
俺は初めてを親戚の女に取られたのだ
その後恐怖で頭がおかしくなった俺はすぐさま家を飛び出し祖父の元へ戻ったらしい
祖父は有川家現当主となっており、帰ってくる俺を見るなり最初の命令を下した
【国家を潰せ】
俺はその命令に目を見開いた
国家を潰す…即ち世界のバランスを崩すも同然の行為
その命令が出された直後、テレビに女性が映り淡々と話を進めては女性が覇権を握るようになったH歴
俺達、有川家が住んでいた中王区は男性を完全排除した
だがたった一人俺が残された
それは勘解由小路無花果内閣総理大臣補佐官の結婚婚約者として一目置かれていたからであった
まぁつまらない話はここまでにして、楽しい世界に行こうか
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屑 - すごい大好きです(/'')/更新まってます!! (2021年4月9日 22時) (レス) id: 9d80137707 (このIDを非表示/違反報告)
白虎(プロフ) - 更新頑張ってください!応援してます! (2021年3月5日 22時) (レス) id: b6500f375f (このIDを非表示/違反報告)
ふーちゃん - 頑張ってください!更新待ってます! (2021年2月27日 17時) (レス) id: c63af39f09 (このIDを非表示/違反報告)
マリー - がんばってください!!! (2021年2月14日 22時) (レス) id: 8ffd0aa4cc (このIDを非表示/違反報告)
マリー - 更新待ってます!! (2021年2月14日 22時) (レス) id: 8ffd0aa4cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミカン | 作成日時:2020年10月29日 22時