12話 ページ12
「疲れたぁぁぁぁ…」
「予想を遥かに上回る売り上げ…!素晴らしいですAさん!!」
と一人パチパチと踊り狂うアズール先輩、相当な経営危機だった事が分かった。
「あのこれって交通費出ます?」
「闇の鏡を公共機関か何かと勘違いしてます?」
「海に公共機関とかあるんですか」
「近いものだとウミガメですかね」
「竜宮城かな」
しかも有料かよ海も経済があんだねって思ったよ。
とりあえずもう夜遅いし帰らないと。
「闇の鏡〜、クルーウェル先生の自室と繋いでー」
「フロイド、目を覚まさせてあげてください」
「冗談です覚めてます、目。」
本当暴力的だなオクタ。
はいはいいつ倒壊してもおかしくないオンボロ寮に帰りますよ。
「じゃあ気をつけて小エビちゃ〜ん」
「妻との別居生活はいつまで続くのでしょうか…」
「お疲れっしたー」
_
_
ジェイド先輩が押さえつけられてる間に鏡を通ると、寮の周りが蛍みたいにキラキラしてた。
「ツノ太郎だなー?」
「当たりだ。」
気づくと背後に立ってる人多くねこの学校。
「なんだか疲れた顔をしているな」
「今日めっちゃ働いた」
「何か面白い話はあるのか?」
うーん…初めてのバイトでイライラしたけど楽しいことも多かったなぁ
「クルーウェル先生がさ、」
「それは働いた事と関係あるのか」
「あるわけないじゃん。」
「隙あらばクルーウェルだな」
頭の中四十六時間中クルーウェル先生だから。
モストロのバイトとかとっくに上書きされてて記憶ないわ。
「…じゃあトレイン先生の髪質が超絶良い話でもする?」
感想言って終わりだけどさ、なんか気に食わなそうだし。
「髪質なら僕も良い。」
「確かに。」
艶々だよね、と相槌を打って別の話題を探した。
うーん、3年と1年、しかも異邦人だから共通の話題が少ないんだよなぁ。
「あっ、ケイト先輩が星座について教えてくれたんだ。私オリオン座しか知らないけどそれって異世界共通なのかなぁ」
「占星術なら僕も得意だ、僕に聞け」
「あれ私たち付き合ってたっけ???」
彼氏感強くない?
なに私が知らないだけでツノ太郎ってもしかして私の彼氏??
「やっ、私には想いの人が…ッ」
「僕も相手は選ぶ」
「思わせぶりな態度やめて!」
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どーなつ - オクタヴィネルの会話が好きすぎる (8月9日 17時) (レス) @page21 id: 9aa429e4c8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - この流れで終るの面白いですね! (2023年3月10日 22時) (レス) @page41 id: 6719ad2600 (このIDを非表示/違反報告)
きゅうり - 終わった、、。。 (2022年3月29日 19時) (レス) @page41 id: bfccae0caf (このIDを非表示/違反報告)
白猫さん(プロフ) - 面白い、本当に面白い!!たくさん笑わせていただきました。ありがとうございます! (2021年9月24日 23時) (レス) @page41 id: d1d66ac9b7 (このIDを非表示/違反報告)
てま - 1話でハーツラビュルのことハーツラビッシュって言ってんのまじでうける (2021年6月8日 22時) (レス) id: 40b8a4973a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だむい | 作成日時:2020年9月17日 2時