えっとライバルですけど……???4【wrwrd!】 (ページ8)

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『はーい。どうぞー』

ペ神が居ない時に
コンコンと扉が叩かれた。

ペ神は医師の人に
色々相談してるみたいだけど
私もう長く持たないからいいのに。

『ぇ、らっだあ』

rd「見舞いきたよー」

md「ﾔｯﾎｰ」

kyo「押しかけてごめんな」

『うん、だ、大丈夫……』

ru「体調はどう？」

『えっと…体調は昨日よりもだいぶ良くなったよ』

ko「わぁ、それなら良かった！で、フルーツ持ってきたよ。」

『！私の好きなの沢山』

rd「俺チョイスだけどやっぱ当たってたじゃん」

kyo「うるせぇよ」

ko「こら！ここ病院だから喧嘩しないの！」

ru「お母さんみたいなこと言うね」

md「ﾔｰｲ、ｵｶｱｻｰﾝ」

『ふははっ』

笑顔が少なく
作り笑顔で済ましてきたけど
ここ最近で一番笑った瞬間だった。

sn「あれ、らっだあくん達来てたの？」

rd「先生こんにちわー」

sn「ん、こんにちわ」

ru「さっき来たばっかりなんですよ」

sn「あー、本当に？なんだー…お茶注いできたのに」

kyo「大丈夫っすよ、全部らっだぁがやるんで」

rd「え！？なにそれ！？聞いてないんだけど」

md「ﾗﾀﾞｵｸﾝ、頑張ﾚ～」

ko「騒がしくてごめんね…A」

『ううん、全然いいの!!こういう方が皆らしくって私は好きだよ』

私は笑顔でそう伝えた。
少ない人生なら
少しくらい素直になってもいいでしょ。

rd「～～～～～ｯｯｯ!!A～～～っ!!」

『うわっ』

md「ｱｯ」

らっだぁは少し顔を赤らめて
私に抱きついてきた。

『ちょ、風邪移るって!!』

rd「Aのならいい～!!」

そう言っていると
ドスッと鈍い音が鳴り響いた。

kyo「ﾁｯ…らっだぁお前病人、ましてや女に負担かけんな。」

殴ったのはきょーさんだったらしい。

『きょーさん』

kyo「ごめんな」

『……っううん！全然いいのっ！』

私はらっだぁの頭を撫でた。
らっだぁはこちらを向く。

『たまには素直になってもいいじゃん？』

そう言うとらっだぁはまた
抱きついてくる。

rd「A～～ｯｯｯ!!」

kyo「だからやめろって!!確かに素直にとは言ったけどAがだからお前じゃないんや!!」

md「(ﾗﾀﾞｵｸﾝ、許さない)」

みどりが抱きついてきた。
嫉妬してるのかな。可愛い。

ko「ホントにやめなよ！？」

ru「あ、林檎の皮剥くね」

『うん！』

sn「ふふっ」

みんなで笑い合えるのも
数えきれるほどしかないのだろうか