JUMPの紅一点は知念くんが大嫌い！・・・だった

嫌い〜47〜 ページ48

〜侑李side〜


海羽は僕から逃げ続ける。



でもね

運動神経抜群の僕には勝てないわけで

ぐんぐん僕は海羽に近づく。



そして…





侑李:「捕まえた」


僕は海羽に後ろから抱きついた。






侑李:「僕、海羽に言いたいことあるから」









海羽:「…私は、ないよ…」

侑李:「僕はあるの。」

海羽:「…。」

侑李:「…海羽…こっち向いてよ」

海羽:「(ふるふる)」




海羽は頭を横に振る。

イラッ…



侑李:「…海羽？こっち向いて？」

海羽:「(ふるふる)」




海羽は頭をまた横に振る。


−ブチっ

僕の中の何かが切れた。






侑李:「こっち向けっつってんだろ…」

海羽:「(ビクッ)」





僕は自分でも聞いたこともないくらい低い声を出した。



海羽:「…ち、ねん…？」

侑李:「おい…話ぐらい聞けよ」

海羽:「…聞きますっ…聞くからっ…怒らないでください…」



あ、ヤバっ

ビビらせすぎた(汗)


侑李:「…ちゃんと聞いてよ？」

海羽:「うん…」

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