検索窓
今日:5 hit、昨日:38 hit、合計:118,283 hit

ページ7

《あんなやつに勿体無いくらいの兄と姉ね!》

《それな〜!芥川先輩と銀さんが可愛そっ!ふふっ》


やめて。


聞きたくない。


耳を塞ぎたい。


でも、でも耐えないと。お兄さんに認めて貰えない。


〔何で彼奴髪黒じゃ無いんだろうな〜彼奴の姉も兄も奇麗な黒髪してんのに〕


〔そうだよな!目の色も違うしな!〕


〔本当に兄弟なのか?彼奴?〕


〔彼奴が勝手に妄想して言ってるだけじゃね?〕


違うよ。


本当に兄弟なの。


やっぱり、私は芥川兄弟に要らない存在なの?


教えてよお兄さん…

___________________________________
休み時間が終る。
 

地獄が終る。


またパソコンを打つ。


その繰り返しで帰る時間になった。


今日も仮眠室で寝ようか?


それとも路地裏で寝ようか?


私の家がないわけではない…


唯、私が家に帰らないだけ


そんなことを一人廊下で考えていると


ガッ!


『きゃっ!』


背後から肩を摑まれた


中原「お疲れさんA。てか、気づけよ!戦場でやられっちまうぞ?」


中原「所で何週間位家に帰ってねぇんだ?あぁ?」


『1ヶ月程…』


中原「一ヶ月ぅ?手前A今日こそは家に帰れ!芥川が心配してるぞ!?」


『そんな訳無いじゃないですか…』


中原「はぁ…此方こい。乗ってけ車」


『嫌ですよ…家には帰りません』


中原「どおーしてそこ迄家に帰る事を嫌がる?」


『それは…』


中原「兎に角さっさと乗れ!行くぞ!」


結局、無理矢理車に乗らされ家まで連れてこられた…

ピーポん

チャイムを鳴らす中原幹部。






緊張する私。


中原「何で自分の家に入るだけでそこ迄緊張するんだよwまぁ大丈夫だ、安心しろ。」


ガチャ


ドアが開く。


兄が出てくる


「中也さん?」


中原「芥川、此奴を頼む。俺が聞くと一ヶ月家に帰ってねぇらしいから連れてきた」


「ほぅ…お疲れ様です中也さん。感謝します。」


中原「おうよ!おら、A家ん中入れー!じゃぁな!」


バタン…


一ヶ月振りの家


目の前にいるのはまぎれもなく兄です。


…………

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (86 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
176人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

夢幻泡影(プロフ) - コメントありがとうございます!かなり切ない話ですよね笑…感情移入?してくださり、嬉しい限りです! (2023年3月13日 23時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
結愛 - 初コメ失礼します!!切なすぎて涙がほお伝って入ってたそれも無意識に (2023年2月23日 22時) (レス) @page9 id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(プロフ) - ありがとうございます! (2022年12月28日 11時) (レス) id: c83ee7760b (このIDを非表示/違反報告)
ツナミカワ(プロフ) - 読んでると切ないけど面白いですから (2022年12月27日 22時) (レス) @page37 id: 8933f39901 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(プロフ) - ご報告ありがとうございます。私が気付けた箇所を一話から修正しました。この度は芥川の妹は。。を読んでくださりありがとうございます! (2022年12月27日 12時) (レス) id: c83ee7760b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:夢幻泡影(むーにー) | 作成日時:2022年12月4日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。