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男「来ないでってそんなに可愛い声で言われてもな〜…」


男「俺達だって生きるためだ。その可愛い身体頂くぜ?」


気が付くと私は囲まれていた。


『はっ!やめて!来ないでって!!』


男「やれ」


『ムグッ…』


布を口に当てられた。


それだけなのになぜ?


意識が遠のいていく…


一方、芥川と銀は…


「銀。あの男だ…あの後ろの裏路地を抜け背後を取れ」


「あの男は金銭を沢山持っている。」


銀「分かった。兄さん」


銀が路地裏に入り、あの男の背後に忍び込んだのを確認


そして…


「羅生門!!!!!」


羅生門を発動し食らいつく。


銀が男にとどめを刺し、金銭を盗む。


「ふっ。良くやった銀」


「さぁ、早く帰るぞ」


銀「コクッ」


たったったった…


僕らの家の近くまで帰ってきた。


家と言っても、左右後にビニールシートで作られた壁

そして細い鉄の棒で出来た柱


それから硬い地面に一枚の布がベッドとして引かれている。


上の毛布も唯の布切れだ…


貧民街…この擂鉢街はこんなもんだ。


ただ、違和感があった。


嫌な予感がした。


胸がザワザワする。


「銀。少し走るスピードを上げるぞ」


銀「分かった」


スピードを上げ家まで急ぐ。


あと少しの距離がとても遠く感じた。
 

「A!!!」



チュンチュンチュン



「A!返事をしろ!」


チュンチュン


聞こえるのは鳥のさえずりだけ


銀「家の周りを見た!Aがいない!」


「糞…此処には誰も来ないはずだ。」


「何処に向かった?」


銀「帰ってくるかも知れませんから私は此処で待っておきます」


銀「兄さんはAを探しに行くのでしょ?」


「あぁでは頼んだぞ銀。銀も強者だが気をつけろ」


銀「えぇ」


「では行ってくる…」


タッタッタ

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夢幻泡影(プロフ) - コメントありがとうございます!かなり切ない話ですよね笑…感情移入?してくださり、嬉しい限りです! (2023年3月13日 23時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
結愛 - 初コメ失礼します!!切なすぎて涙がほお伝って入ってたそれも無意識に (2023年2月23日 22時) (レス) @page9 id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(プロフ) - ありがとうございます! (2022年12月28日 11時) (レス) id: c83ee7760b (このIDを非表示/違反報告)
ツナミカワ(プロフ) - 読んでると切ないけど面白いですから (2022年12月27日 22時) (レス) @page37 id: 8933f39901 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(プロフ) - ご報告ありがとうございます。私が気付けた箇所を一話から修正しました。この度は芥川の妹は。。を読んでくださりありがとうございます! (2022年12月27日 12時) (レス) id: c83ee7760b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夢幻泡影(むーにー) | 作成日時:2022年12月4日 21時

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