僕は貴方を ページ24
初めて会った時
それは異能力目的だった
けれど日々過ごしていくうちに彼女に惹かれた
だから、Aさんが16のとかに僕は手を出した
その時驚いた
彼女は白だった
何も知らない
穢れも知らない
…
僕とは真反対の存在だった
Aさんは僕を愛してると言ってくれた
けれど答えられなかった
僕と貴方は本来一緒にいるべき関係じゃない
汚れた僕の手を取らなくても良い
けど、僕は縛りつけました
召使
その言葉と関係で
僕の荒ぶった熱を発散させるために女を呼ぶたび
Aさんの顔は苦しそうで悲しそうで
正直見ていられませんでした
冷たい言葉をかけてきました
それは、もしかするとAさんは僕のことを嫌いになってくれるのではないかと考えたからです
でも、ならなかった
初めてです
僕の作戦失敗したのは
…
Aさんを手放したのはあの日
ドアの向こうで泣いてる声が聞こえました
それが耳から離れなかったのです
それからここでまた再開し
僕の話をしました
Aさんは僕のことを心から思ってくれた
けれど現状は、死
Aさんは最後まで僕を守り切った
彼女の言葉を思い出します
“私の命は貴方のものです”
と
それにまだ招待されていません
Aさん、貴方の異能空間に
大したことはないとAさんは言っていました
けれど、今まで見てきたAさんの異能力はどれも綺麗だった
だから、大したことない筈がないんですよ
Aさんを抱えて驚く
あぁ、Aさんはこんなに軽かったのか
と
こんなに小さかったのか
と。
ーーーーーーーーーーーーー
自国に帰った僕はゴーゴリさんと共に墓を建てました
貴方にあった白の墓
刻まれる名前がとても愛おしい
こうなるなら
素直に伝えておくべきだった
そうすればAさんを傷つけることも
僕が後悔することもなかったのに
「Aさん、」
「貴方には救われました。勿論いろんな面で、です」
「貴方の死は、僕の責任です」
「呪っていただいても構いません。もし、そうなったらしっかりと苦しみましょう」
…
一番伝えたい言葉が喉から出てこない
…
けれど凍るような冬の冷たい風が吹いたその時
ポロリと溢れた
「僕はAさんを一番にしたかった」
「愛してますよ」
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メイデーア - 幸せになって欲しかったって神かよ、泣けるッ…。ドスト様、夢主ちゃんは幸せだよ。あなたを庇えたんだから。あなたを助けられたんだから。あなたを死なさずに済んだんだから。武装探偵社やポートマフィアには不利益でも、きっとそれは正しかったのだから。 (4月23日 16時) (レス) @page24 id: 8fc649d94d (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - ありがとうございます!生まれ変わった話…面白そうですね!短編にはなると思いますがまた、落ち着いた頃に書きます!! (3月7日 6時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
メイデーア - 完結おめでとうございます!最後の夢主ちゃんがドスくん庇ったシーンでガチ泣きしました。大変わがままなのですが、その後、ということで、夢主ちゃんが生まれ変わった話を作ってもらえないでしょうか?お願いします! (3月2日 21時) (レス) @page26 id: 8fc649d94d (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - ありがとうございます!来世は推しと生きたいさんの感想に驚かされてばかりです!語彙力が凄くて…次回作まで期間が空いてしまうとは思いますが完結までまた頑張ります! (2月28日 0時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
来世は推しと生きたい - 完結おめでとうございます!!続編に移行されてからコメントできていなかったので今全部伝えちゃいます。本当主さんが書く夢小説には毎度泣かされてます…。ドスくんの気持ちが薄々現れていく感じとすれ違いが,読んでいて凄いと感じました。次回作も追わせて頂きます! (2月26日 7時) (レス) @page25 id: 34d0d522f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢幻泡影(むーにー) | 作成日時:2024年1月25日 18時