【文スト】召使は一番になれない 其ニ

第五章　組合　【続】 ページ1

『異能力、氷雪の精霊』





パキパキ！と音を立てて凍る地面





ラヴクラフトの足元を固めそのまま体まで凍らせてみる





それでもバリバリ！！






と音を立てて崩れる氷






伸びてくる触手







『…』






ひらりと交わした





今は私にきが逸れている






手を天に向けてあげ





それをスッと下に降ろす






ドドドド！！と大きな音を立てラヴクラフトの上に落ちた巨大な氷塊







砂煙が開ける






『なっ』






そこにいたラヴクラフトは一切ダメージを受けていない様だった







『ッ攻撃が効かない』






そんな間にも私を狙いのびる触手





一本…2本、3本







『ッ』







避けきれない







異能力発動すら間に合わない






そう思い目をぎゅっと瞑ろうとした






すると凄いスピードで男らしい身体に抱き寄せられた






『ッ』





中原「またせたな」






そう私を片手で抱いて頭を撫でる






『ッ私、子供じゃありません！！』






中原「今んなこと言ってる場合じゃねぇだろ？」






とニッと笑う中原さん







中原「おら！太宰！！早く作戦言えよ！！」








太宰「中也、心臓をくり抜け」








中原「あいよ！」







『道、つくります！』






ザッとラヴクラフトまでの道を作る






その道を走って予定通りにラヴクラフトの心臓を捉えた中也さん






これで終わった







中原「お疲れさま」



　

『はいっ？！』






中原「どうした！」






太宰「ダメージが入ってない？」







中原「んなことあるかよ！？」






その瞬間






辺りが急に眩しくなって風が吹き荒れた






そっと目を開けてみると






『！？』







そこには巨大な怪物が






…








森の方から足音が聞こえ金髪の青年が出てきた



　



？？「ラヴクラフトを外部から倒す方法はないよ」








太宰「？外部から？」







ニタリと笑う太宰さん








『内部からなら倒せると言うことですか』






太宰「ふふっ…そう言うことさ」





太宰さんがボタンを取り出しカチリと一押し





ピッピッピッ






と音がなって中也さんが重力をかける







どうやらラヴクラフトの体内に爆弾がある様だ






静かに壁を作った






そして






ドカンッ！！！







再び風が吹き荒れた







それでラヴクラフトとの戦いは終わった







中原さんは次のことがあると足早に帰りその後、私と太宰さんが取り残された







さぁ、ここからが本当の任務だ

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