【名探偵コナン】引き篭もり気質で廃人クラスのゲーマーがトリップしたら。

事件簿4頁『デ○ラララのしずちゃんならスマホ折れっかな？・・・いや余裕だわ』 ページ6

その後医者が来てイライラしながら20分くらい話を聞いてたけど､ゲームの事で頭が一杯で全く覚えてない｡


「そういえば､まだ名乗ってませんでしたね｡僕は安室透といいます」

「僕は江戸川コナン､探偵さっ!」


そこまで言うか｡


『……』

「…？お姉さん？」

『ゲームを返して下さい｡返してくれたら名乗ります』

「実は先程､あなたの学生証を拝見させて頂きました」

『……プライバシーってご存知ですか？』

「病院に搬送される際､身元が分からないと困りますので」


くっそ…!なんで刺されたんだ私!?


『…てか､学生証見たんなら名前分かりますよね?』

「生憎､どう読むか分からないもので」

「普通に読んだら"ランヒツ"だよね？そうよむの？」

『……"アララギ カナラ"だよ』


自分でも面倒な読み方だと思う｡


「へぇ〜､珍しい名前だね」

「必さん」

『いきなりファーストネームで呼ぶなんて馴れ馴れしい事この上ないですね』

「僕の事も透と呼んでいいですよ？」

『それでフェアだと思うなら争い事なんざ起らねぇんだよ』

「必さん何言ってるの？」

『知るけ』


ゲームをやってないと､言語がゲシュタルト崩壊するこの俺｡

もういいや､PSPは後でで……スマホでゲームやろっ｡

ベッドの棚の上にあったスマホを取って電源を入れると……1通のメールが届いてた｡
それを開くと…｡





"You trip. Congratulations!!"





……思わずスマホをバキッと折りたくなった｡

何で英語なの？そこムカつくんだけど｡


そして再び､メールの着信音が鳴った｡





"Don't worry.MoneyならAll right.Every month振り込むよHA☆HA☆HA☆"





フ ザ ケ ん な !!!何で途中途中に英語挟むの!?腹立つ…!!


「必さんて､北海道出身なんだね」

『何勝手に見てやがるクソガキ…!』


丁度手の届く範囲に居たコナンの頭にアイアンクローを決める｡

何かギャーギャー聞こえるが無視だ無視｡

事件簿5頁『田舎でもWi-Fiって来てたから助かったわ』→←事件簿3頁『1人だと思ってたら誰かいた時の居た堪れなさは辛いものがある・・・』

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