【名探偵コナン】引き篭もり気質で廃人クラスのゲーマーがトリップしたら。

事件簿31頁『豪華なメシはたまに食べるから美味いと思うの』 ページ38

『んまっ♪』


こちら蘭必､ただ今ケーキコーナーで絶賛ケーキを味わっております｡


しかし､流石高級店のケーキだ｡しっとりとしたスポンジに甘すぎない生クリーム｡

果物もいかにも高そうで美味い｡


「必たんってすっごく美味しそうに食べるわよね〜」

『美味いもんは美味いから｡それに､不味そうに食べてどうすんだよ』

「そう言ってくれて嬉しい」

『？…なんで真宵が嬉しがるの？』

「だって､そのケーキうちの店で作ったものだもの♡」

『…………………………………………………………へ？』


ぱ ー ど ぅ ん ？


『お前､今の家どこよ』

「世界規模で有名なパティスリー」

『なるほど』


だから嬉しがったのか｡というか､凄いとこ行ったなおい｡


談笑していると､突然会場が真っ暗になった｡

どうやらこれから､コクーンの説明やらなんやらがあるらしい｡


『やってみたかったなぁ』

「ゴメンね必たん｡私の家はあくまでも料理を提供しただけだから､バッチは貰えないの」

『気にすんな｡ただの我が儘だ』


でもムシャクシャするから､帰ったらジョジョのアイズオブヘブンでもやるか｡

ぶっちゃけあれって､天国に到達したDIOの格好が凄い｡

初め､ディアボロだと思ってしまったもの｡だってDIOロン毛だったし｡


「必さん」

『ん？どうしたんスか？』

「実はこれ､さっきコナン君から貰ったんですが」

『あ､コクーンの参加バッチ』

「良かったら使います？」

『マジですか!?返して欲しいって言っても無理ですよ!?』


バッチを握りしめ､じりじり後退する｡


「そもそも高校生までなので､僕は参加できませんから｡だから遠ざからないで下さい」

『Foooooooooooooo!!!!!!やったね昴さんありがとう!!』


映画を見たから展開は分かってるんだけど､やっぱ ゲームはやってみたいんだよね｡

それに､19世紀といえばジョジョの奇妙な冒険の1部"ファントムブラッド"の舞台になってるから気になってたんだよねぇ♪

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