【名探偵コナン】引き篭もり気質で廃人クラスのゲーマーがトリップしたら。

事件簿24頁『( ° _ ° )ﾁ ─── ﾝ』 ページ26

前回の事件簿23頁を見た人は分かるだろうが､今私(とその他諸々)は帰宅しようとした所､HENTAIに半ば拉致られて再びポアロへと入店したのだった｡


「蘭ちゃんには改めて紹介するねぇ｡こちらは必たん､私のたーい切なダーリn((『お前マジ氏ね』やん､必たんったらもう」


駄目だ｡コイツがいると話が進まん｡


『コナンと沖矢さんには言っとくな｡コレ､マゾイ｡マゾLOVE1000%のドエムだから』

「そんな事ないわ､私がマゾなのは必たんだけよ」

『三((((´ω`；)』


コイツ､前より悪化してんだけどどうしよう…｡


「真宵さんと必姉ちゃんって､昔からの知り合いなの？」

「ええそうよ｡私と必たんはね､同じ施設の出身なの」

「施設って……どういう事ですか､必さん」

『安室さん､あんたいつの間にいたよ』

「え､ずっといましたよ？」


……さいですか｡


『そのままだよ｡私と真宵は"山吹児童施設"って所に居たんだ』

「え？…じゃあまさか､真宵ちゃんや必さんの両親て」

「いないわ｡事故で亡くなったり､理由があって施設に預けられたりっていう子ばかりだったもの」

『ほんと､それなら産まなきゃいいのにねーww』


責任も持てない奴が子供産むとか何なの？どうせ､堕ろす金がなかったとかだろ？


「でも必姉ちゃん､前機械音痴な親がいるって言ってなかった？」

『それは､親代わりだったじっちゃんとばっちゃんの事』


確かに､親がいる様な言い方はしたけどな｡


「それはどうでもいいの!!私と必たんとの出会いがとっても素敵だったのわよ!!」

『あーはいはい､その話はどーでもいいから』

「いえ､気になります」

『マジで…？』

「そう｡あれは12年前の事…」









「お前生意気なんだよ!!」

「ナヨナヨしててキモいんだけど!」

「や､やめてよ!!」

「"や､やめてよ!!"だって｡アハハ…Σ冷たっ!」


―バシャッ


「きゃあっ!?な､何!!」

「何すんだ!!」


いじめっ子達に降りかかる水｡

それは､後ろから放たれたものだった｡


『ギャーギャーうっさいんだよテメェら｡そんなにヤりたきゃ別な所でヤれこの【自主規制】』

「お前…!必!!」

「逃げろー!!」


蜘蛛の子を散らす様に逃げていくいじめっ子達｡

ホースを持った必という少女は､ため息を吐きながら真宵にタオルを渡す｡


『少し濡れたね｡大丈夫？』

「……あ､ありがとう､ございます」

『(ﾆｺｯ』

事件簿25頁『昔話とかｵﾜﾀ＼(^o^)／』→←事件簿23頁『Σ何で！！？』

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す