【名探偵コナン】引き篭もり気質で廃人クラスのゲーマーがトリップしたら。

事件簿23頁『Σ何で！！？』 ページ25

……さて､どの位経っただろうか｡

道行く人達の中に､学生がチラホラと混じってきた｡


『そろそろお家が恋しい』

「では､帰りましょうか」

『(´‐ω‐)ｳﾑ｡安室さん､ゴチでした』

「いいえ､また来て下さいね」

『気力と暇があったら行くかもです』


前者はともかく､後者はほっとんどないな｡

ポアロから出ると､若干空が赤みがかってきていた｡


『カーラースーなぜ鳴くのー死人が出るからよー♪』

「不吉な歌を歌わないで下さい」

『え？カラスは元々死人が出た時に鳴く鳥なんですよ』


カラスって漢字だけど､烏より鴉の方が格好いいよね!!





「か､必ちゃん……？」





『ん？』


何か今､誰かに呼ばれた様な……｡


「必た〜〜〜ん!!!」

『のわっ!!?…え､ちょっだrΣんむっ!!?』


Chu


………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………What？


「おやおや」

『っな……(ﾊﾟｸﾊﾟｸ』

「んふふ〜♪再会した記念のちゅー♡」

「ま､真宵ちゃん!?」


呼ばれた名前に覚えがあり､目の前の顔をじっと見ると昔の面影が浮かんできた｡


『まよい…？』

「必たーん､ひっさしーぶりー!!」


真宵は更に強く抱きしめてきた｡

……苦しいから後でアイアンクローだな｡


「真宵ちゃん､知り合い……って､沖矢さん!!」

「昴さんと必姉ちゃん!!」


コナンがいるって事は……隣の角は蘭ちゃんか｡


『ようコナン君や｡数日間振りだな』

「コナン君､知り合い？」

「うん｡ほら､こないだの事件で人質になったお姉さんだよ」

『どーも｡不本意ながら人質という貴重な体験をした蘭必です』

「毛利蘭です､初めまして｡大変でしたね」


蘭ちゃん……ホンマエエ子や｡体に巻きついてるアホとは大違い｡


「ところで必たん､いつこっちに来たの？」

『たん付けやめれ｡知りたければ離せ』

「むぅ〜…」


渋々といった感じで離した真宵｡


「ねぇ必姉ちゃん､話ならポアロでしたら？」

『今出てきた所だけど？』

「まぁいいじゃないですか」


あれ？沖矢さんあなた､安室さんはいいのかい？

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