事件簿13頁『今回もセリフなーーーっし!!』 ページ15
病室に残った3人は、必が出て行った先を見た。
ベッドの上にはパソコンとゲーム機が置かれたままになっており、かなり動揺していた事が伺える。
「一体どうしたんでしょうか、必さん」
「何か、嫌な事があったのかもしれないね…」
―ピロン♪
そんな時、再び必のスマートフォンの着信音が鳴った。
それを、1番近くにいた沖矢が手に取る。
「……同じアドレスからですね」
「!見せて昴兄ちゃん!!」
"言い忘れてましたが、必がトリップした事により貴方の今までの出来事がこの世界に反映してしまった様でして……ド☆ン☆マ☆イ☆"
「「「……」」」
「…何か、真面目だかそうじゃないのか、分からない人だね」
「そうですね…」
主に、後半の一言に呆気に取られる3人。
「ですが、何故わざわざこんなメールを送ってきたんでしょうか」
「確かに……昔、何かあったのかも」
「反映したって事は、少なくとも必さんが前の世界にいた時の事や人間がここにいるかもしれないという事になりますよね」
「じゃあ必さんは、その人と連絡先を交換して…」
「いや、それは無いと思いますよ」
スマートフォンを操作しながら沖矢が告げた。
「電話帳やアドレス帳には1人も名前が載ってませんし、メールボックスに入ってるのは全て広告メールだ。送信履歴はさっきの1度だけ……どうやら、本当に今まで誰とも連絡先を交換した事が無かった様ですよ」
室「妙ですね…。彼女が例え人付き合いが嫌いでも、少なくとも親とかの連絡先があるものなんじゃ」
「……もし親が"いなかった"としたら」
「え?」
「或いは、何らかの理由で全て消したか…ですかね」
「取り敢えず、手分けして必さんを探しに行こうよ」
「そうですね」
「では僕は、彼女が戻ってきた時の為に待っています」
「うん、よろしく昴さん」
そうしてコナンは階下へ、安室は階上へと探しに行った。
事件簿14頁『どーんてんの道をー♪』→←事件簿12頁『今までぼっちでしたが何か?』
345人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ナーガ(プロフ) - 小妹さん» なるべく被らない名前を考えてのこれです(汗)なので関係性はないですね、すみません。 (2017年12月23日 23時) (レス) id: b1c1ba0bdd (このIDを非表示/違反報告)
小妹 - すっごく面白く読ませていただきました!そしてアララギに真宵…!化物語と関係が!? (2017年12月23日 23時) (レス) id: ee3e7b5d13 (このIDを非表示/違反報告)
ナーガ(プロフ) - 黒木燈さん» コメントありがとうございます!もう少し後更新ペースが上がるよう頑張りますね! (2017年10月3日 19時) (レス) id: f9f66c5a0b (このIDを非表示/違反報告)
黒木燈(プロフ) - ジョジョネタがあるの嬉しいぃ!面白いw必さん面白いw更新楽しみに待ってます! (2017年10月3日 19時) (レス) id: b7d60aca1c (このIDを非表示/違反報告)
ナーガ(プロフ) - 赤安室セコムさん» あ!わかります?誰か気づいてくれるかなーと思ってたんですよ!!ありがとうございます! (2017年8月8日 18時) (レス) id: 003deabf0a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ナーガ | 作成日時:2016年6月11日 14時