【名探偵コナン】引き篭もり気質で廃人クラスのゲーマーがトリップしたら。

事件簿12頁『今までぼっちでしたが何か？』 ページ14

"ヨロ☆"じゃねぇんだよ!隠し切れてねぇよそのテンションの高さ!!


「…誰のアドレスか分かりますか？」

『生憎､今まで1度も誰かと連絡先を交換した事はありません』

「そ､そうですか…(汗」

「なら､ますます怪しいよね｡このメールの送り主」

「一体誰なんでしょうか…」

『……てか､このアドレスに"お前は誰だ"とか送ればいいんじゃ？』


ふと思った事を言ったら､コナンと安室さんが今気付いたという様な顔になった｡

……お前ら時々バカだろ｡


「ものは試しですね｡やってみて下さい」

『うい』


え〜と内容は……"マジお前誰何処のどいつなんだよ正体明かせやこのSTK野郎が(#ﾟДﾟ)"…で､いいか｡

送信すると､スマホをベットの脇の棚の上に置いて青鬼を再開する｡
フワッティ早く出てこ〜い｡


―ピロン♪


『返信はっや』


ついでにフワッティもくっそ速ぇ｡速すぎて角曲がる時通り過ぎてるし｡


「なんて書いてあるの？」

『んー､ほれ』


"自分は決してSTKなるものではありません｡ただ必の幸せを願ってる者です"


『だってよ』


理由ワカメェ……しかも､正体についてはノーコメントかよ｡


「悪意はなさそうだけど…」

『これであったら鼻フックデストロイヤーの刑に処すわwwwwww』


鼻血が出るまでな!!因みに私はゴム手袋装備だ｡


「必さん､本当に心当たりはないですか？例えば､あなたの世界にいた人とか」

『いる訳ない｡んな簡単にぽんぽんトリップできたらヲタクは苦労せんよ』

「本当に居ないの？よく思い出してみてよ」





―ダァン!!





『いないっつってんだろ!!それにアイツ等は……っ!』


言いかけてハッとなった｡

顔を上げると､コナンと安室さん､沖矢までもが驚いて目を見開いている｡


『…何でもない｡急に怒鳴ったりして､ゴメン』


居た堪れなくなって､私はつい病室を飛び出した｡

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