【名探偵コナン】引き篭もり気質で廃人クラスのゲーマーがトリップしたら。

事件簿10頁『若干シリアs・・・じゃなかった、シリアルの匂い』 ページ12

「うん｡これなら､2〜3日で退院出来ますね｡若いから治りが早いんでしょう」

『そうですか』


やったね､若い体はすらばしいわ｡


「…それで､蘭さん｡貴方の背中の」

『ありがとうございました､失礼します』


医者の声を遮り､さっさと部屋を出ていく｡

何か言いたげな顔をしてたけど､打ち切る様にドアを少し強めに閉めた｡









·









―ガラガラガラ


『!!…何だ､帰ったんじゃなかったんだ』


病室には､未だに3人の姿があった｡
時計を見ると､そろそろ正午になる｡


「どうですか？」

『2〜3日で退院できるらしいですよ』

「それは良かったですね」

『若い体バンザイですわww』


ベッドに途中だった青鬼をスタートさせる｡次は､Ibでもやろうかな…｡


『…あ､そういやコナン君｡キミ､学校はどうしたんだい？まさかサボり？』

「違うよ必さん｡今日は土曜日だから学校は休みなんだ」

『(・▭・)まじか』


引き篭もってゲームウハウハ生活してたから､曜日の感覚がトチ狂ってるわ｡

キャー､ヤバイドーシヨー(棒読み)


「ねぇ､必さん」

『何ー？』

「必さんがいた世界って､どんな所だったの？」

『え…』


唐突だなオイ｡間違って青鬼来てないのにタンス入っちゃったよ……｡


『…そう､だな……この世界が物語になってるね』

「え…じゃ､じゃあ､これから何が起こるのか分かるって事!?」

『あ､ゴメン｡それはかなり微妙だわ』


たま〜にアニメか映画で見たりしてただけだし､そこまで詳しいとは言えない｡


「でも､大体は分かるんだよね？」

『覚えてるトコだけだけどね』


青鬼鉄格子ガチャガチャうっせぇ｡

この部分だけエンドレスで見たら､神経弱い人はやられそうだと思うの私だけか？


「なら､やっぱり必さんは新一兄ちゃんの家に住んだ方がいいよ」

「そうですよ｡もし危険な目にあったら…」

『私､最初からそのつもりでしたけど？』

「「え…」」


よくハモるな〜､この2人｡

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