【名探偵コナン】引き篭もり気質で廃人クラスのゲーマーがトリップしたら。

事件簿9頁『しらけた後の沈黙って結構キツいよね』 ページ11

病室の中には､私がパソコンをいじる音以外はしん…としていた｡

ちらっと視線を3人にやると､全員目を見開いて……って､沖矢は開眼しちゃダメだろ｡


「トリ…プ？」

『そっ｡違う世界からおはこんばんちわ〜ってヤツ』

「でも､何故さっきは嘘を言ったんですか？」

『言っても信じてもらえるとは思ってませんでしたし､面倒だったので』


そう言うと､再び静寂に包まれる室内｡

…静寂って､響きが格好いいよな｡


『まぁ､信じても信じなくてもどっちでもいいよ｡この状況が変わる訳じゃないし』


襖の中にあったライターをgetし､壁紙の一部を皿の破片でぶった切った｡

未だに3人は､何か言おうとしたりしてこない｡


『…でも､確証が欲しいってんなら､私は幾つか言える事がある』


焦れったくて､自分から話題を切り出した｡


沖矢「それは､何ですか？」

『"酒の名前のコードネーム"､"白乾児(パイカル)"､んで……"NOC"』

「「「Σっ!?!?」」」


おーおー､面白い位の反応っぷりじゃん♪


「必さん､あなたは本当に…」


―ガラガラガラ…


「蘭さ〜ん､そろそろ検査のお時間です」

『あ､はーい』


もうそんな時間か…｡ゲーム出来ねぇし面倒臭ぇな〜ったく｡


『じゃ､この話の続きはまたまた今度にして下さい､っね』


反動をつけ､ベッドから降りる｡

するとナースさんから「静かに降りて下さいね？」と､黒い笑顔と共に言われた｡

サーセンwww

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