第九話 ページ10
「はい､終わり」
「ありがとう…ございます」
『すみません､私まで手当して頂いて』
「いいのよぉ｡花京院君と千紘ちゃんだったわよね､少し休んだ方がいいわ｡今日は泊まっていってね」
『「え」』
「パパー､お布団ひいてちょうだい」
トントン拍子で話が進んでいく様子に､私と花京院さんは呆然とした｡
「何でわしが!大体､床に寝るなんて前から気に食わん｡ホリィ､わしの部屋の布団､ベッドに変えてくれ」
「パパ､ここは日本なんだから日本式に慣れてちょうだい｡そうそう､私の事も"聖子"って呼んで」
「はぁ!?」
「ホ・リ・ィっていうのは､日本語で"聖なる"って意味なの｡だから聖子さーんってお友達は呼ぶのよ」
「何じゃそりゃあ!!ホリィというのはわしがつけた立派な」
「これからは聖子って呼ばないと返事しないわよ」
「ホリィ!!」
「痛くない？花京院君､千紘ちゃん」
「あ…はい」
『だ､大丈夫です…』
「さ､2人共､制服脱いで」
「え」
「ホラホラ」
ジョースターさんは良いんですか？
「ホリィ!!」
「つーん」
『っふ…あはははは!』
「「「？」」」
『ご､ごめんなさい……こんなに仲が良い人達は初めて見たので､つい…っふふ』
「あら､初めてじゃあないわよ？」
『へ…？』
「覚えてないかしら？10〜11年前､千紘ちゃん家に1度だけ来た事あったのよ」
『え……そ､そうなんですか!?』
「えぇ｡綺麗な赤毛だし､千紘って名前でピンときたの」
「おい」
「因みにその時､私もいたのよ」
『嘘…』
「あー!あの時の子じゃったか｡どうりで初めて会った気がしなかった訳じゃ」
私だけが覚えてない…｡
確かに11年前､ここに一時期いた事は覚えているのに｡
「たった2日しか遊ばなかったのだし､覚えてないのも無理ないわ」
「あら､私は覚えてると思ってたわ｡だって別れ際､承太郎ったら」
「おい､いい加減にしろこのアマ」
え？空条君が何？物凄く気になる…｡
「気にする事ないわ千紘｡その内思い出すでしょう」
『そ､そう…かな……』
まぁ､そこまで言うなら｡
でも､出来るだけ早く思い出さないと…｡
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 83人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ナーガ(プロフ) - 龍神邪炎@田中くんになって太田が欲しいさん» ありがとうございます。そう言っていただけるととても頑張れます！ (2017年10月19日 7時) (
レス) id: f9f66c5a0b (このIDを非表示/違反報告)
龍神邪炎@田中くんになって太田が欲しい(プロフ) - ナーガさん» あ、いえ、どうしたのかなぁと思っただけですので、あまりきにしないでください。これからもこの作品応援してます。 (2017年10月18日 22時) (レス) id: 8839339b34 (このIDを非表示/違反報告)
ナーガ(プロフ) - 龍神邪炎@田中くんになって太田が欲しいさん» すみません。続きを１度書いたんですが、わたしの不注意で削除してしまったんです。なるべく早くまた書き直します｡ご迷惑をおかけしました。 (2017年10月18日 22時) (レス) id: f9f66c5a0b (このIDを非表示/違反報告)
龍神邪炎@田中くんになって太田が欲しい(プロフ) - すみません。この作品の続きってないんですか？この小説の続きへ→っていうの押したら作品ページが見つかりませんと出たのですが……… (2017年10月18日 22時) (レス) id: 8839339b34 (このIDを非表示/違反報告)
ナーガ(プロフ) - 腸炎ビブリオさん» ありがとうございます。楽しみにしていてください！ヽ(*´∀｀)ノ (2017年9月22日 18時) (レス) id: 33ea84a1a7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ナーガ | 作成日時：2017年4月27日 19時
