第四十話 ページ41
「刺身にするとかぬかしてくれたなあ〜〜〜｡スライスされて刺身になるのは!」
けれどその時､星の白金の指先のフジツボが割れ､指が伸びた｡
「
星の白金の指が暗青の月の顔面に刺さった｡
『やった!』
「やっぱりてめーだ､刺身になったのは」
「パクパクパク」
「なにィッ!聞こえねえな｡水中だからよォ､はっきり言えや!」
「小娘がもがいてたのは､俺の気を逸らし欺くため｡力を吸い取られていたのに､ち……力を指の一点にためるためにワザとぐったりしてたな｡そ…そう考えてたな」
「違うね｡
俺が考えてたのは､てめーがやられた時小便ちびられたら､水中だからキタネーなって事だけさ｡おっさん!」
偽船長は静かに海底へと沈んでいく｡
それを見ていたら､承君に腕を掴まれ海面へと向かった｡
『っぷは!』
はー､数分振りの空気｡
「おお!」
「やはりわしの孫よ」
「千紘ッ!大丈夫!?生きてる!?」
『はー…はー……だ…大丈夫っだよ…』
制服が水を吸って重い｡
承君に支えてもらわなかったら､私も偽船長みたく沈みそう｡
水をかいて船に近付く私達に､浮き輪が投げてよこされた｡
「よくやった承太郎､千紘ちゃん!早く上れ」
浮き輪を掴んでひと息つく｡
でもその時､突如として船が爆発した｡
「や……やはりあの船長､爆薬を仕掛けてやがったッ!」
「ちくしょう」
「みんな早くボートに乗り移れッ」
「近くの船に救助信号を出せッ!!」
船の残骸が沈んでいく中､船員さん達とジョースターさん達でわかれたボートに､やっと私と承君が引き上げられた｡
『はあ…体が磯臭い』
「タオルは無事だからこれで拭きなさい」
『うん､ありがとう姓ちゃん』
何枚かもらったタオルを承君にも渡す｡
アヴドゥルさんが魔術師の赤で小さな炎を出してくれたので､それで濡れた服を乾かして体も温めた｡
救助信号を出したとしても､いつ船がやってくるんだろう｡
アンちゃんもいるし､早く来てくれるといいけれど……｡
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ナーガ(プロフ) - 龍神邪炎@田中くんになって太田が欲しいさん» ありがとうございます。そう言っていただけるととても頑張れます！ (2017年10月19日 7時) (
レス) id: f9f66c5a0b (このIDを非表示/違反報告)
龍神邪炎@田中くんになって太田が欲しい(プロフ) - ナーガさん» あ、いえ、どうしたのかなぁと思っただけですので、あまりきにしないでください。これからもこの作品応援してます。 (2017年10月18日 22時) (レス) id: 8839339b34 (このIDを非表示/違反報告)
ナーガ(プロフ) - 龍神邪炎@田中くんになって太田が欲しいさん» すみません。続きを１度書いたんですが、わたしの不注意で削除してしまったんです。なるべく早くまた書き直します｡ご迷惑をおかけしました。 (2017年10月18日 22時) (レス) id: f9f66c5a0b (このIDを非表示/違反報告)
龍神邪炎@田中くんになって太田が欲しい(プロフ) - すみません。この作品の続きってないんですか？この小説の続きへ→っていうの押したら作品ページが見つかりませんと出たのですが……… (2017年10月18日 22時) (レス) id: 8839339b34 (このIDを非表示/違反報告)
ナーガ(プロフ) - 腸炎ビブリオさん» ありがとうございます。楽しみにしていてください！ヽ(*´∀｀)ノ (2017年9月22日 18時) (レス) id: 33ea84a1a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナーガ | 作成日時：2017年4月27日 19時
