第三十五話 ページ36
衝撃の事実が分かった｡
密航した男の子は､女の子だったらしい｡
そして､水中から襲ってきてスタンド｡アヴドゥルさんも知らないと言っている｡
「この女の子､ま､まさか」
「今のスタンドの使い手か…？」
『まさか…そんな』
「サメの海にJOJOをわざと誘い込んだか……？」
「チッ｡もっと上手くやりなさいよ」
『姓ちゃん…』
本当にこの人は､承君に大してのあたりが強い｡
「な…なんだッー!てめーら｡寄ってたかって睨みつけやがって｡何が何だかわからねーが､や…やる気かァ!
このアン様をなめんな｡相手になったるッタイマンだぜッ!タイマンで来いッこのビチグソがァ!」
『こーら､女の子がそんな言葉使っちゃダメでしょ』
「おい千紘ッ!」
「ああ……忘れていたわ｡千紘って子供好きなのよね」
アンと名乗っていた女の子のナイフを取り上げてしまう｡
こうすれば､もうただの女の子だ｡
「この女の子かね｡密航者というのは…」
「船長……」
船内から出てきた船長さんは､アンちゃんの腕を掴んだ｡
「わたしは…密航者には厳しいタチだ…女の子とはいえ､なめられると密航者がやってくる……港につくまで､下の船室に軟禁させてもらうよ」
「ひいい……」
「船長…お聞きしたいのですが､船員10名の身元は確かなものでしょうな」
「間違いありませんよ｡全員が10年以上この船に乗っているベテランばかりです｡どうしてそんな神経質にこだわるのかわかりませんけれども…ところで!」
船長さんは､承君が咥えていた煙草を取り上げる｡
「甲板での喫煙はご遠慮願おう…君は､この灰や吸いがらをどうする気だったんだね｡この美しい海に捨てるつもりだったのかね？
君はお客だが､この船のルールには従ってもらうよ､未成年くん」
そう言うと､船長さんは承君の帽子の金具に火を押し付けて消すと､彼のポケットに入れた｡
「わかったね」
「待ちな」
背を向けた船長さんを､承君が呼び止めた｡
「口で言うだけで､素直に消すんだよ…大物ぶってカッコつけてんじゃあねえぜこのタコ!」
「おい承太郎!船長に対して無礼はやめろッ｡お前が悪い!」
「フン!承知の上の無礼だぜ｡こいつは船長じゃあねえ､今わかった!
スタンド使いはこいつだ」
「な」
「「「「なにィーーーッ!!」」」」
うそ……なんで分かったの？
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ナーガ(プロフ) - 龍神邪炎@田中くんになって太田が欲しいさん» ありがとうございます。そう言っていただけるととても頑張れます！ (2017年10月19日 7時) (
レス) id: f9f66c5a0b (このIDを非表示/違反報告)
龍神邪炎@田中くんになって太田が欲しい(プロフ) - ナーガさん» あ、いえ、どうしたのかなぁと思っただけですので、あまりきにしないでください。これからもこの作品応援してます。 (2017年10月18日 22時) (レス) id: 8839339b34 (このIDを非表示/違反報告)
ナーガ(プロフ) - 龍神邪炎@田中くんになって太田が欲しいさん» すみません。続きを１度書いたんですが、わたしの不注意で削除してしまったんです。なるべく早くまた書き直します｡ご迷惑をおかけしました。 (2017年10月18日 22時) (レス) id: f9f66c5a0b (このIDを非表示/違反報告)
龍神邪炎@田中くんになって太田が欲しい(プロフ) - すみません。この作品の続きってないんですか？この小説の続きへ→っていうの押したら作品ページが見つかりませんと出たのですが……… (2017年10月18日 22時) (レス) id: 8839339b34 (このIDを非表示/違反報告)
ナーガ(プロフ) - 腸炎ビブリオさん» ありがとうございます。楽しみにしていてください！ヽ(*´∀｀)ノ (2017年9月22日 18時) (レス) id: 33ea84a1a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナーガ | 作成日時：2017年4月27日 19時
