『第93話。私は特にたらこパスタが好きです！』 ページ14
「なあんだァ〜〜〜!?このスパゲッティーはァ〜〜!?まっ黒だあぁ〜〜〜!!」
私達はローマのレストランのホテルで食事をしていた｡けど今は､出てきた黒いパスタにジョセフが怒っているところだ｡
「てめえ!ざけんじゃあねーぜッ!このホテルはインク入りのスパゲッティーを食わせようってのかァああ〜ん!?」
「い…いえ､お客様｡これはネーロといいまして､新鮮なイカのスミがはいっているので黒いんでございますよ」
「なにィ〜〜!」
「イタリア人はみィ〜んは大好物でございますよ｡おいピーーィです｡ささ…めし上がって｡ささ……」
半信半疑な様子でパスタを食べるジョセフ｡
「ンまい!んめーじゃあねえかッ!いけるぜッ､グーー」
テーブルマナーの悪さは祖父とそっくりだな｡
「最近このホテルも格が落ちたな…いなか者がふえたようだ」
あ､スケコマシーザーだ｡
「なんだァ〜〜､あのイタ公｡まっ昼間からホテルのレストランでいちゃつきやがって､バカヤロー」
『男の嫉妬は見苦しいよ』
「うるせえ聖ッ」
大丈夫､お前にも嫁(と浮気相手)ができるから｡
ジョセフはスケコマシーザーの甘い言葉に「歯がガタガタ浮くぜ」と､ちゃちゃを入れるような事を言った｡
「君の口びるにも魔法がかかるように……」
「あーー､あの野郎!あてつけやがってあんなことしようとしているッ!ゆるせん!よお〜〜し､からかってやるかァー｡このネーロをあいつの顔にぶつけて黒くなったところを思いっきし笑ってやるんだもんねーー!!」
エースがもったいないって顔をしてる｡でも口がパンパンで言えにくそうだ｡
「波紋の悪用ね!顔にまきつけてしばらくとれねーようにしてやるぜ!!」
『程々にね』
けれどジョセフの放ったパスタを､シーザーはフォークで挟んだマカロニで受け止めた｡
「なッ!なんだァーーッ｡マカロニで俺の波紋入りスパゲッティーネーロをッ!ま…まさかッ､あ…あいつ!」
逆にマカロニ付きでパスタを返してきたシーザー｡波紋で返されたのだとわかり､ジョセフは驚いている｡
「シーザーツェペリ様｡スピードワゴンという方から電話がはいっております」
「スピードワゴン｡ママミーヤ｡わかった､いまいくよ」
ホテルマンが言った名前に､ジョセフは更に驚いたみたいだ｡
「なっ!なにィ〜〜〜ッ｡あのスケコマシイタ公が俺たちの会いにきたツェペリだとォ!!」
あ､これからって時にエースが寝た｡
『第94話。トリトーネの泉の噴水の魚がシャチホコにしか見えない件について』→←『第92話。いざ行かん、ピッt・・・ローマへ』
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神奈(プロフ) - こんばんは！サンタナかわえぇ…。続きが気になります。 (2019年5月22日 22時) (
レス) id: 52ff0406e6 (このIDを非表示/違反報告)
腐れホットドッグ(原材料肉まん)(プロフ) - サンタナちゃん可愛いぃぃい！！←本当に俺得でしかないですありがとうございます！(鼻血)これからもお体に気をつけて頑張って下さい！応援してます！ (2018年12月18日 1時) (レス) id: 71d78afbe9 (このIDを非表示/違反報告)
ナーガ(プロフ) - 桃の缶詰っておいしいよねさん» わかる人がいて嬉しいです(￣^;￣) (2017年11月16日 23時) (レス) id: 44a0d047ab (このIDを非表示/違反報告)
桃の缶詰っておいしいよね - ショタサンタナ…（鼻血） (2017年11月16日 19時) (レス) id: 15a12f4960 (このIDを非表示/違反報告)
ナーガ(プロフ) - グラキエスさん» コメントありがとうございます！なるべく感覚を開けないよう頑張りますね (2017年11月13日 20時) (レス) id: 44a0d047ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナーガ | 作成日時：2017年3月28日 19時
