検索窓
今日:19 hit、昨日:2 hit、合計:167,006 hit

エピローグ ページ42

高級ホテルのワンフロア。
煌びやかな会場と、豪華な料理。
プロ野球選手も多くいれば、自然とレベルが上がる集会。
この日、とあるホテルのレストランでは、青道野球部の同窓会が行われていた。
主催者が結城、伊佐敷というだけあって、その代を中心に多くの人が集まっている。
そこに御幸は白いスーツ姿で遅れて現れた。


「よぉ、久しぶり」
「久しぶりだな、いつ日本に戻ったんだ?」
「メジャーはどうなんだよ」


懐かしい顔ぶれが御幸を見つけ声を掛ける。
そこに笑顔を返す御幸の後ろから、彼と同じ白いイブニングドレスを着た少女がそっと顔をのぞかせた。


「え、誰その子」
「俺の嫁っす」
「マジで!?何歳だよ、犯罪じゃねぇのか!?」
「一応18歳って事になってるんで…年の差6っすね」


少女は緊張した顔をしながらも、御幸の楽しそうな笑顔を見てか特別怯える素振りは見せない。
そんな少女の肩を抱き寄せ、御幸は彼女を堂々と周囲に紹介した。


「メジャーは降りたんだってな」
「これからどうすんだ?」
「そっすね…もう野球からは離れて仕事探そうって思って日本戻ってきたんですけど…」


少女の大きな瞳が御幸を見上げる。
御幸もそれに応えるように身を屈め少女の額に軽くキスを落とした。


「コイツが野球頑張ってる俺が好きだって言うんで、こっちでもう一回プロ目指そうかなって思ってます」


真っ直ぐな眼差しで笑う御幸を見て、周囲も納得したように頷く。
それを見た少女も、御幸の傍で満足そうに微笑んだ。



END

あとがき と 続編について→←39、決める



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (230 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
291人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

橋姫(プロフ) - なつみさん» こんな駄作を何度も読んでいただいてるなんてあぁぁぁありがとうございます(@_@。恐れ多すぎて嬉し過ぎます!!(>_<)続編ではひたすら二人のほのぼの日常を書こうと思っておりますので、今後ともぜひ宜しくお願いしますm(_ _)m (2017年6月14日 17時) (レス) id: 8eb81026be (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(プロフ) - えええ!待ってました!この小説、何回読んだことか…続編の執筆、楽しみにしています! (2017年6月14日 8時) (レス) id: 5201279b3c (このIDを非表示/違反報告)
橋姫(プロフ) - 帰蝶さん» 帰蝶さんコメントありがとうございます!ようやく続編を書く決断ができました…お待たせしましたm(_ _)m私も青道の人達とはちょこちょこ絡ませたいなと思ってるので、まぁ全員とはいきませんが頑張って書いていこうと思います(o^^o)また宜しくお願いします♪ (2017年6月13日 7時) (レス) id: 8eb81026be (このIDを非表示/違反報告)
帰蝶(プロフ) - うわぁ〜!!!続編始めるんですね!!!とっても嬉しいです!!!今からとても楽しみです!!!続編が始まったら青道の皆との絡みが見てみたいです!!!随分とアバウトですみません!!!これからも応援しています!!! (2017年6月12日 20時) (レス) id: 07fa8ea693 (このIDを非表示/違反報告)
帰蝶(プロフ) - 続編は気長に待ってます!!!わざわざお返事ありがとうございました!!! (2017年4月3日 22時) (レス) id: 07fa8ea693 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:橋姫 | 作者ホームページ:http://yumenoukihashi.himegimi.jp/  
作成日時:2015年10月27日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。