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31、甘える ページ33

「ふぁ〜〜あぁ…」


ベッドに腰掛け大きく体を伸ばす。
最近常に野球以外のことにも気を回しているせいか、眠気がやたら酷い。


「Aー、寝るぞー」


ベッド横に置いてあるスタンドライトに明かりを灯し、部屋を暗くする。
横になろうとした時、クッションの上に座るAがじっとこっちを見ていることに気付いた。


「どうした?寝れない?」
「…」


コイツは顔に出やすいタイプだけど、時々何考えてるのか分からない時がある。
今がそうだ。
何もかもを押し殺したような無表情。


「かずや…」
「ん?なに?」
「…そっちでねても、いい?」


ほらな。
何考えてるのか全然分かんねー。


「どうかしたか?」
「…べつに」
「まぁ…お前がいいならいいけど」


いや、いい訳がない。
好きな女と寝るとか、俺にとっては死活問題だ。
でも逆を返せば、断る理由がない。


「おいで」
「ん」


布団を持ち上げ隣に招き入れる。
触られんの大っ嫌いなくせに、時々とんでもなく甘えん坊になんのは何なんだ?


「…かずや」
「んー?」
「なまえ…よんで…」


名前?
お前の?


「…A」
「もっと」
「Aちゃーん、もう寝ますよー」


スタンドの明かりを落として隣で体を丸めているAを抱き寄せる。
嫌がるように身動ぐのを無視してしっかり腕の中に収めると、Aは諦めたように大人しくなった。

隣で寝かせてやるんだから、この位は許せよな。

32、戦う→←30、嘘をつく



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橋姫(プロフ) - なつみさん» こんな駄作を何度も読んでいただいてるなんてあぁぁぁありがとうございます(@_@。恐れ多すぎて嬉し過ぎます!!(>_<)続編ではひたすら二人のほのぼの日常を書こうと思っておりますので、今後ともぜひ宜しくお願いしますm(_ _)m (2017年6月14日 17時) (レス) id: 8eb81026be (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(プロフ) - えええ!待ってました!この小説、何回読んだことか…続編の執筆、楽しみにしています! (2017年6月14日 8時) (レス) id: 5201279b3c (このIDを非表示/違反報告)
橋姫(プロフ) - 帰蝶さん» 帰蝶さんコメントありがとうございます!ようやく続編を書く決断ができました…お待たせしましたm(_ _)m私も青道の人達とはちょこちょこ絡ませたいなと思ってるので、まぁ全員とはいきませんが頑張って書いていこうと思います(o^^o)また宜しくお願いします♪ (2017年6月13日 7時) (レス) id: 8eb81026be (このIDを非表示/違反報告)
帰蝶(プロフ) - うわぁ〜!!!続編始めるんですね!!!とっても嬉しいです!!!今からとても楽しみです!!!続編が始まったら青道の皆との絡みが見てみたいです!!!随分とアバウトですみません!!!これからも応援しています!!! (2017年6月12日 20時) (レス) id: 07fa8ea693 (このIDを非表示/違反報告)
帰蝶(プロフ) - 続編は気長に待ってます!!!わざわざお返事ありがとうございました!!! (2017年4月3日 22時) (レス) id: 07fa8ea693 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:橋姫 | 作者ホームページ:http://yumenoukihashi.himegimi.jp/  
作成日時:2015年10月27日 20時

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