23、安心させる ページ25
「あ？」
夜になり帰り道を歩いていると、俺の家の周りを観察するようにグルグル回っている不審な男達を見つけた。
今日もAは明かりをつけず待っているらしい俺の家は、真っ暗だ。
その真っ暗な家の中を覗き込むように、窓のそばを何度も行ったり来たりしている。
「あの、うちに何か用っすか？」
多少脅すような声色で問い掛けると、男達はハッとこっちを向いた。
「あ、すいません。ここ、君の家ですか？」
「いい家ですね、お一人で住んでるんですか？」
貼り付けたような愛想笑いで振り向いたそいつらに、見覚えはない。
俺に用事じゃないんだとしたら、コイツらまさか…
「一人じゃないっすよ、妹がいるんで。覗きとかしてると警察呼ばれますよ？」
「あぁ！そうでしたか！すみません！」
慌てて去っていく男達。
Aを見られてる可能性がある以上、下手に誤魔化すのは逆に危険だと思った。
更に言えば、彼女だとか、まして捨て猫だとか、そういう事言うよりも血の繋がった妹にしておくのが都合が良さそうだ。
あいつらの目的がAなんだとしたら、だけど。
男達を完全に見送ってから家に入る。
しっかり施錠をし、家中のカーテンも全て閉めてからAを探す。
いつもは帰宅すればすぐに出てくるAが姿を見せない。
「A？どこだ？」
カタッと小さな音がして振り向く。
いつかと同じように、クローゼットの隙間から怯えた瞳が真っ直ぐ俺を見ていた。
あいつら…Aの事怖がらせやがって。
「大丈夫、出ておいで」
こっちからは近付かず、その場にしゃがんで軽く両手を広げる。
パッと出てきたAを抱き留め、不安を取り除くように頭を撫でた。
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橋姫(プロフ) - なつみさん» こんな駄作を何度も読んでいただいてるなんてあぁぁぁありがとうございます(@_@。恐れ多すぎて嬉し過ぎます!!(>_<)続編ではひたすら二人のほのぼの日常を書こうと思っておりますので、今後ともぜひ宜しくお願いしますm(_ _)m (2017年6月14日 17時) (
レス) id: 8eb81026be (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(プロフ) - えええ！待ってました！この小説、何回読んだことか…続編の執筆、楽しみにしています！ (2017年6月14日 8時) (レス) id: 5201279b3c (このIDを非表示/違反報告)
橋姫(プロフ) - 帰蝶さん» 帰蝶さんコメントありがとうございます！ようやく続編を書く決断ができました…お待たせしましたm(_ _)m私も青道の人達とはちょこちょこ絡ませたいなと思ってるので、まぁ全員とはいきませんが頑張って書いていこうと思います(o^^o)また宜しくお願いします♪ (2017年6月13日 7時) (レス) id: 8eb81026be (このIDを非表示/違反報告)
帰蝶(プロフ) - うわぁ〜!!!続編始めるんですね!!!とっても嬉しいです!!!今からとても楽しみです!!!続編が始まったら青道の皆との絡みが見てみたいです!!!随分とアバウトですみません!!!これからも応援しています!!! (2017年6月12日 20時) (レス) id: 07fa8ea693 (このIDを非表示/違反報告)
帰蝶(プロフ) - 続編は気長に待ってます!!!わざわざお返事ありがとうございました!!! (2017年4月3日 22時) (レス) id: 07fa8ea693 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：橋姫 | 作者ホームページ：http://yumenoukihashi.himegimi.jp/
作成日時：2015年10月27日 20時
