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部屋を出てから選手達が練習する球場を離れた場所から見ていると。
栗山監督「桜木さん」
「あ、はい!」
栗山監督「撮りたかったら遠慮なく撮ってね?(笑)」
「え、いいんですか?」
栗山監督「うん。君、確か個人SNSに写真載せてるよね?それに載せても構わないから。選手達の邪魔にならない程度にいい写真を頼むよ(笑)」
「ありがとうございます!」
栗山監督は、
"またSNS見るからね〜 と笑顔で球場内へ行った。
しばらくシャッターをきっていると
?「あの…」
振り向くと、そこに居たのは
先程の、大谷選手
「あ、大谷さん。改めて、先程はどうも!」
大谷「い、いえ!」
「…?」
大谷「…」
ん?なんだこの間
「あのー…?何でしょうか?」
大谷「あ、あの!」
「はい?」
大谷「…」
「?」
大谷「やっぱりなんでもないです!すいません!」
「えっ?」
大谷選手は顔を隠しながら去っていった。
「…はて?」
まぁいいか、と気を取り直し
また数枚撮って球場を後にした。
今日はホークスに呼ばれてないし、
このまま家に帰ってゆっくりしよっと。
ーー翌日
〜♪(着信音)
「ん〜…なにぃ…誰ぇ…」
"090…"
「…ん?」
眠たい目を擦りながら出てみると。
上林『おは』
「……え、だれ…?」
上林『お前…登録しとけよな』
「え?あ、上林?」
上林『最低だな、お前。普通登録してるだろ』
「あ、すまん」
上林『おっさんかお前は』
「で、なに?朝っぱらから」
上林『は?朝?もう12時ですけど?』
「…………(はて)」
. . . . . 。
「やばっ!!」
上林『監督が"今日Aちゃん呼んでたのに来ないなぁ、どうしたのかなぁ"って。監督忙しいから代わりに連絡したんだけど。』
「ほんとごめん!すぐ!すぐ行くから!そう伝えといて!」
上林『はいはい。じゃ。』
上林との電話を切り、急いで身支度をして家を出た。
.
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作者名:maru | 作成日時:2021年8月7日 22時