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ーー球場 You
「はぁ、はぁ…」
疲れた…っ！
タクシーでも使えばいいのに、私は何故
「走ってきたんだ?!」
バカなのか?!私！
カメラバッグ持ってんのにある意味自分が凄いわ…
「あぁ〜…づがれだぁ…」
？「お疲れ」
しゃがんでいると背後から声がしたので振り向くと
「…柳田さんかよ……」
柳田「ほんと酷いなぁ(笑)誰なら良かったの？(笑)」
「え？……甲斐さんとか〜…？」
柳田「俺でもいいじゃん(笑)(笑)」
「監督は？」
柳田「ご飯食べてる。そーいやぁ小耳に挟んだんだけどさ」
「なんですか〜あ、荷物持ってくれます？」
柳田「あ、うん、いいけど」
柳田さんに荷物を持たせて休憩室に2人で歩き出した
柳田「A、日ハムにスカウトされたの？」
「あー、まぁ…専属で来てくれないか〜って栗山監督直々でしたよ、、」
柳田「…行くの？」
行くの？と聞いてきた柳田さんの顔は
少し暗くて、
いつもの柳田さんじゃなかった
「え」
柳田「え？なに？」
「あ、いや…なんでそんな悲しい顔するのかなぁって」
柳田「そりゃあ…向こうに行ったら会えないわけっしょ？…寂しいじゃんか」
「…」
柳田「噂だけどホークスより契約金倍出すとか聞いたし…」
「…」
柳田「…、」
「私ってそんなに金の亡者〜！みたいに見えます？(笑)掴んだら離さないわよー！みたいなイメージなんですか？(笑)」
柳田「いや…？」
「私は、ホークスが好きなんです。工藤監督もコーチ達も選手達も、みーんな大好きです。」
「だからはっきりと断りましたよ(笑)」
柳田「…え、そうなん？」
「はい(笑)だってホークスの自由人達をかっこよく撮れるのは私だけだと思ってるんで(*^^)v」
柳田「…そう、なら良かった」
「まぁでも、たまに出張カメラマンとしては行く約束はしましたよ。腕を褒められて悪い気はしなかったので」
柳田「えー…」
「なんですか？(笑)」
柳田「…日ハムの選手にA見られるとかまじで嫌なんだけど」
「は？」
.
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作者名：maru | 作成日時：2021年8月7日 22時
