キミとなら* いのじん ヤンデレ 夜桜マイsリク ページ20
『いのじん…どうしたの?最近おかしいよ…?』
恐る恐る尋ねるのはいのじんの彼女であるA。
「おかしい?…可笑しいのはAの方だよ…なんでボク以外の人にくっつくの?」
もはや怒っているのか悲しんでいるのか笑っているのか
分からない表情をしてるいのじん。
『くっつくって…だって私ボルト達と、同じ班だから仕方ないじゃん…?』
Aはそれが不気味で仕方なかった。
「他の男の名前をだすなんて…そんなにボクに構ってほしいの…?」
『何言って…』
「構ってほしいんじゃないの?だったらなに‥‥
スキニナッタノ?」
『ひ…!』
「もういいよ…だったらいっそ監●しちゃえばいいんだよね?」
印を結びなにか術をだそうとするいのじん。
『しゅ、瞬身の――
恐ろしくなったAはこの歳で得意術である瞬身の術を使おうとした。
ズバッ…
『ッ!?』
しかし、印を結ぼうとしていた時に腕が切られた。
滴る鮮血に顔を歪めるA。
「あは、その表情いいね…もっと見せてよ」
血の付いた刀を狂ったように一舐めすると近づいてくるいのじん。
『も…やめて…私はいのじんしか見てないから…!ボルト達の班やめるから…――』
ハッとした時には既に遅し、
ピクッといのじんが顔を歪める。
「まだその名前だしちゃうんだ?なに、もしかして
ボルト達殺ってほしいの?」
『ッ…』
本気だ。
頷けば本気で行ってしまう。
「返事がないのは肯定と受け取るよ」
『!?やっ…待って!やだ…!』
必死で言葉が上手く紡げないA。
「なんでそこまでして他の奴を庇うの?」
あ、と閃いたように言う。
「ボクとあの世へ逝った時、他の奴らがいたら嫌だもんね」
ニコリと笑うその表情は狂気でしかなくて…
『いのじっ…』
「まずはその腕から…
斬リオトシテアゲルヨ…♪」
いのじんが刀を振り上げた。
――キミとならドコマデダッテ…――
(あれ…この刀、血ついてるってばさ…?)
(コレ…いのじんの刀じゃないか…?)
(なにか…あったのかな…?)
遠くの山でカラスが哭いた。
―――――――――――――――――――――――――
ヤンデレ初めてでして…;
すみません!;
いのじんキャラ破壊してないですかね…?;
夜桜マイさんリクエストありがとうございました!
次はシカダイヤンデレです‼
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苺デラックス - えっと。終わってはないんですよね?長編の方が終わるか、気がむいたら書くって事ですよね? (2018年4月2日 2時) (レス) id: e851a42e9b (このIDを非表示/違反報告)
ほろろ - すいません。ミツキでキス魔でした。 (2017年5月25日 21時) (レス) id: 61132168c1 (このIDを非表示/違反報告)
ほろろ - リクエストで、ミツキのキスお願いします。魔 (2017年5月25日 21時) (レス) id: 61132168c1 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - 初めまして!とっっってもよかったです!読んでて楽しかったです!リクエストしたいのですが、シカダイで双子の妹みたいなのを読んでみたいですっ!お願いします! (2017年5月7日 22時) (レス) id: 8fb9e48e9b (このIDを非表示/違反報告)
風鈴 - いえいえ(笑) (2015年9月8日 22時) (レス) id: 1b4c88243c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:照昇 x他1人 | 作者ホームページ:http://ginngatannpennsyuu
作成日時:2015年8月9日 1時