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黒珈琲色にハートを秘める ページ15

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誰かが「ほう…」と感嘆の息を吐く。その凛とした振る舞いに、惹かれないものなど何処にいようか。



『申し遅れましたが、わたくし 禪院Aと申します。こうして皆様のお目にかかれること、とても光栄に思います。
どうぞよろしくお願いいたします』



ある者はその愛らしい姿に見惚れ、ある者は鈴を転がしたような可憐な声に耳を傾ける。





──禪院と名乗っても良かったのだろうか…。流石に見た目が良くたって、一つでも間違えばこの目の前の人達はきっと責め立てる。

チラリと父を見れば、上出来だとでも言わんばかりの微笑み。



…これで、良かったのか?まぁ一先ず安心してもいいんじゃないだろうか。多分。





「…ほう。その娘は甚爾とは違い常識があるようだ。」

「いつもいつも一言余計だっつーの」



これだからジジイは、と呆れたように言うパパ。

先程は「敬語を使え」とかなんたらかんたら言っていたのに、自身は使わないのか。それは勝手すぎるのでは。



「で、甚爾。本題はそれだけか」

「コイツの披露会だけだ…と言いたいんだがな。頼まれたもん持ってきてやったぜ」



そうして懐から大きな袋を出したパパ。


それを見ると目を細める甲狗。だが、私は中身よりもどうやってソレをしまっていたのがが不思議だった。
某たぬきロボットにつきものの四〇元ポケットでもついてんの??…パパえもん?(あかん)





しゅるしゅると結び目を解くその過程をじっと見つめる。

やがて顕になったソレに、絶句した。





『(────呪霊の、残骸…??)』




何故彼がそれを持っているのか。思わずパパを見上げれば、彼は何食わぬ顔で甲狗を見つめていた。


「…いくら欲しい」

「軽く500万は欲しいね。1級呪霊を何匹も視えないやつが殺ったんだから」

「そうか。用意しておくとしよう」



──吐き気がした。

その呪霊の残骸が気色悪かったというのもあるが、人間の汚さに触れてしまったから。





「…もう終わりでいいよな。俺はこれから料理を作るっつー大事な用があるから、もうお暇させてもらう」

「あぁ。もう良い」



その言葉を聞くと、パパは先程と同じような動作で部屋を出て行く。私も慌てて着いて行った。





「────A」



甲狗が私の名を呼ぶ。振り返ると、彼は真剣な顔をした。

「逃げたくなったら来るといい」



何らかの意味がきっとあった。だがその意味をくみ取るには、まだ彼を知らなすぎる。愛想笑いを浮かべ頷いた。

ギャップ萌えの域を超えている→←何せ鳥籠育ちの箱入り娘ですから。



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ぴえん - 更新まってます。無理せずがんばってください!! (2月25日 1時) (レス) id: cc5bbc3067 (このIDを非表示/違反報告)
透真 - 伏黒パパが、更正したら良いお父さんになりそうですよね~。夢主頑張って感じですね!!! 更新楽しみにしています。(*^-^*)♪ (2月20日 3時) (レス) id: b8cb4c9ad0 (このIDを非表示/違反報告)
- すっごくタイプです!奮闘する夢主ちゃんカワ(・∀・)イイ!!更新待ってます! (1月29日 18時) (レス) id: 9f4a8dbb0c (このIDを非表示/違反報告)
夜空の星 - ある姫を思い出す…。好きです!!頑張ってください(^^) (1月28日 17時) (レス) id: ab019124cf (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 面白い……!!続きが楽しみです!! (1月24日 13時) (レス) id: 98a3710ab0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イケメンになりたい。 | 作成日時:2021年1月13日 22時

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