結晶が4つ ページ5
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『兄ちゃん!!兄ちゃん!!』
「なんだA!!」
『ゲームじゃないのにテンション高いね!!』
「いやゲームだろ!?」
そう叫ぶ兄ちゃんにそうだったと大きい声で訂正した。
あの「黒霧の口事件」から5日が経った、今日、2月10日。
あと少しで雄英受験が始まる。
といってもかっちゃん達の年じゃない。
かっちゃん達は来年だ。
私は少し老け顔だし、雄英に入りたいと兄ちゃんに志願したがダメだった。
こんちくしょう。
『んで、ゲームに負けたら何すんだっけ』
「あ、お前の負けな」
首を傾げ聞くと、兄ちゃんが指をピッと指しそう指摘した。
…そういえばこのゲームは、声の大きさに関係するゲームだ、声を小さくしたら負け。
…っあ、負けたわ私。
あちゃー、と額に手を添えると兄ちゃんが口端をあげた。
顔に手を張りつけてないからイケメンが更にイケメンである。
眩しっ…!!
「じゃあ罰ゲーム、俺にキス」
『ちょい待てなんて言った兄ちゃん』
one moreとすげぇネイティブに言うと、もう一回「俺にキス」と。
え、私のファーストキス兄ちゃんにあげるの??
……エッいやだよ私??()
いや確かに兄ちゃん好きだよ??最推しだよ??
…でも、私のファーストキスは、先生にあげるって決まってるの……。
きゃっ♡
かぁ、と赤らんだ頬を抑える。
先生とキスすると思うと…ぐへへ恥ずかしいぜぐへへ()
「…なに、キスが分かんねぇの?」
『分かるわ馬鹿にすんな!!』
「しょうがねぇなぁ、キスっていうのは…」
『 勝 手 に 話 進 め ん な 』
話を聞かない兄ちゃんにチョップをいれてやろうと左手を挙げると、その手をがっしりと掴まれた。
その手を振り払おうと右手を兄ちゃんの手に添えるとそれも掴まれる。
今私は、両手を上に挙げている状態だ。
この服が小さいせいで、お腹をちらりと覗かせている。
…うん、恥ずかしい。
『なー、やめてよ兄ちゃん。なんか純情で可愛い可愛い(強調)妹ちゃんを犯.す同人.誌みたいになってるけど??』
「…なに、そうしてほしいの?」
じゃあ遠慮なく、という兄ちゃん。
………違うそうじゃない!!!!(心からの叫び)
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雨宮 - すぅぅぅぅぅ……死柄木さん推しにとってはもうヤバいです……尊さが限界突破(ダサい) (2021年3月9日 23時) (レス) id: 99c3548ad8 (このIDを非表示/違反報告)
八百(プロフ) - 尊さが限界突破してますありがとうございます!!!続きお待ちしております!! (2019年12月29日 22時) (レス) id: cfa2cc5a76 (このIDを非表示/違反報告)
雷斗 - わぁお 黒霧さんイケメェェン!!!! てか黒霧さんチュー出来たんだね そっちの方が驚きww (2019年12月21日 15時) (レス) id: ecb0b24c21 (このIDを非表示/違反報告)
通知 - え??!黒霧って、口あったの?!ちゅーできたの?! (2019年12月15日 17時) (レス) id: 6cd51c2a27 (このIDを非表示/違反報告)
海翔 - すでにお兄ちゃん尊いヤバい
好きです更新頑張ってください (2019年12月15日 9時) (携帯から) (レス) id: ef997e66b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イケメンになりたい。 | 作成日時:2019年12月14日 20時