僕/私達は己の大切な者を守るだけだ/だけです/だけ...【REBORN】

身体中に悪寒が... ページ16

[綱吉くんへ♡

昼休み、屋上に来てください。待ってます♡]


そんな手紙が来たのは朝、下駄箱から上靴を出した時だった

差出人は書いていなく、短い文にハートマークがよく目立った

普通だったら告白かな？と浮かれるのだろうけどそうはいかなかった

何故なら俺は強烈に悪寒が身体中を走ったからだ

前に転校してきた西園寺さんを見た時と似たような感じがしたからだ

うまく説明はできないんだけど...

頭のなかで行っては駄目だ、と超直感が忠告してるみたいだ




それでも無視は出来ないわけで...




─────────



「とうとう昼休みになっちゃったよコノヤロー！」


「！？え、十代目？どうされました？」


「！あ、いや、何でもないよ獄寺くん！それで何の話だっけ？」


「あ、それがですね、あの野球馬鹿が─────」



ああ、せっかく獄寺くんが喋ってるのに何故か遠くに聞こえるように感じる...

俺は獄寺くんの話に適当に相槌をいれそろそろかな？と重い腰を上げた



「ごめん！獄寺くん。今少し用事を思い出して...ちょっと抜けるね！」


「え、あ、すみません！用事があるとは恥じ知らず...俺も一緒に付いていきましょうか？」



いや、別にいいよ！？と少し声が裏返ったが獄寺くんは清く身を引き、では待ってます！！と元気のよい返事をして俺を見送った



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