【リヴァイ】こんな俺でも好きでいてくれるのか【序盤剣盾要素】 ページ2
「ほら!!早く行くよ!!A!!」
「待って……いや足早くね!?」
絶対に今目の前にいるはずがない親友を追い掛けながら、(これは夢だな)と確信する。
かと言って私には明晰夢だからといって結末を操る力は無い。悪夢でない事を祈りながら、追い掛ける。
今向かっているのは、映像を見ながら、座席が揺れるタイプのアトラクション。
ソアリンとか、今は無くなってしまったバック・トゥ・ザ・フューチャーを想像してもらえればいい。
「席は…あそこにしよう!」
映像を見るタイプなのに、何故か正面前方の席を囲むように椅子が配置されている。右向いて映像見るやつがいるんか。
席に着くと、間もなく上映が開始された。
内容は朧気だが、
魔法の絨毯に乗って、東の夢の国や西の夢の国を空から観光しようとしたら、あの有名なガラスの靴姫のお城が崩壊し、麓では死者多数。さらに、崩した犯人、ゴジラみたいな凶悪なものはさらに人々を惨殺していく。魔法の絨毯で助けようとするも、目の前で人間がゴミのように血飛沫をあげていく姿にメンタルがやられていく。更には主人公補正がかかっているはずの映像の人は巻き込まれてしまう。
なんやかんやあって最終的にはハッピーエンドだった記憶があるが、かなり途中は進撃の巨人っぽかった。
映像が終わると、なんと、観客の1人がジムリーダーと入れ替わっている!?隣の席がカブさんになっている……。朗らかな笑顔が素敵すぎる。見惚れていると、一瞬でカブさんは周りの人々に囲まれていく。
(っていうことは!?)
夢の世界の私の記憶が流れ込んでくる。
どうやら、このアトラクションは最後に誰か1人、仕込みではなくリアルな観客が1人、剣盾ジムリーダーの誰かからランダムで入れ替わるようだ。
入れ替わりの指名を受けると、別室、しかも入れ替わりのシフトに入っていないジムリーダー達全員がいる控え室的な部屋に案内されるとの噂もある。
(ということでもう1回!!)
ダンデさんやキバナさんにもしかしたら会えるかもしれない…!
そんなわけでもう一周しようとしたのだが、親友の姿の代わりに父親の姿がある。なんで。父親とはもう何年も口を聞いていないのに。まぁ、いいや。
また映画館的なところに案内され、席に座る。
今度は非常口が近い、入って右前の椅子。前の席がそこしか空いてなかった……。
そしてしばらくまた映画鑑賞が始まる。
割とメンタルにくるので途中目を離したり寝てたりした。
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作者名:四尾狐 | 作成日時:2020年11月19日 0時