イロイロあつめました。２(×in)

＊ ページ2

俺は、伊野尾の頭に手を置いて、そっと撫でてやった。
カチューシャが取れないように気を遣いながら。
下敷きにしてると痛そうなんだけど、平気なのかな？


「ぼく、猫じゃないんですけど」
「猫はこんなに甘えないだろ」
「人懐っこい子は甘えてくれますよ」
「お前は俺だけでしょ？」


ちょっとカッコつけた聞き方をしてしまった。
でも、伊野尾の髪の隙間から見える耳が赤くなってるから、よかったのかな？
また、ぎゅっと強くなる腕の力。
まだ平気だけど、これ以上はちょっときついぞ。


腹に顔埋めたままだから、くぐもった伊野尾の声。
それが、俺を呼んだ。


「……あいばくん」
「ん？」
「すきです」


……わざとか。
ほんとあざといやつ。
収録無かったら本気でヤバいわ。
でも、伊野尾は言いたくなっただけ、って言うんだろうな。


「俺もだよ」
「……えへへへ」


また、照れたような笑い声。
襲っちゃおうかとも思ったけど、そこはほら、先輩の意地というやつで。
我慢して、そのままでいてあげた。


暫くして、寝息が聞こえ始めた。


ったく、人の気も知らないで、お昼寝タイムとか。
ほんと、気まぐれな猫みたい。


次の収録まで後どのくらいかな。


まだしばらくは、この猫を寝かせておいてあげたいと思った。









END.


ーーーーーーーーー


作者です。
やっと移行しました。
お読み頂きありがとうございます。

相葉くんに甘える伊野尾さんが可愛くて好きなんですよね←
完全な妄想ですが(笑)
相葉くんとの絡みがもっと見たいなぁと思う今日この頃であります。

そして、これからもちょこちょこと書けたらいいなぁ……なんて。
でもちょっとスランプ気味なので、ほんとゆっくりゆっくりと。

お付き合い頂けたらうれしいなと思います。
宜しくお願いします。

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