６、金髪美女 ページ6
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瀬名が見せつけて来た、一枚の写メ。
金色のセミロングの女の子が、そこに写ってる。
｢これ、あんただよね｣
紛れもなく、その女子は俺だ。
羽風と違って、制服から表情までちゃんと写ってる。
それに加えて、ウィッグがとれた瞬間のものだった。
とてもじゃないけど、その金髪美女が
ふざけて『水川A』の格好をしていた
なんてことは考えにくい。
｢……嵌めやがったな、この野郎｣
｢俺にそんな口聞いていいの？
こんな決定的な写真ばらまかれたらおしまいじゃない？｣
｢……っ｣
どう足掻いても、完全に瀬名の方が優位だ。
むしろこちらが吠えれば吠えるほど
こっちが不利になるという状況。
｢慣れてきたから警戒が薄れたんだねぇ｣
瀬名泉は、怪しく微笑んでみせる。
俺は何も言わない方がいいと思って俯く。
｢授業中だからって油断したの？甘いなぁ、本当｣
たえろ、とにかく耐えるんだ。
余計なことは一切いうな。
｢羽風にまで写真撮られてさ、やっぱりアホだねぇ｣
何も言うな、俺。耐えろ、俺。
｢ねぇ、これバラしたら、どうなると思う？｣
瀬名の笑みに、突然ブチギレる。
｢あーもうっ！じゃあどうしろっつーんだよ！｣
そう叫んだ瞬間、ハッと我に返る。
気づいた時にはもう遅く、瀬名がニヤっと笑う。
完全にフラグ回収した、既に何本かしてるけど。
｢大丈夫、バラしはしないよ｣
｢ほ、ほんとか？！｣
｢だってこれ、弱味握ったってことだもん｣
｢だと思ったよちくしょうめ｣
真面目な話、最悪だ。
正直、一番バレたくなかったやつだったのに。
まだ羽風とか守沢なら話せば分かるけど
瀬名(こいつ)は、そうはいかない。
使えそうなものは使う主義だから。
｢何せこっすいツンデレだしな｣
｢ばらまいたろか変態金髪｣
｢誰が変態だプライド王子｣
｢よし分かった、この写メ一斉送信する｣
｢ごめんなさい、やめてください｣
ダメだ、どう足掻いても形勢逆転とかなんねぇわ。
完全に諦めモードになる俺に、瀬名が持ちかける。
｢バラしてほしくなかったら、俺に従いなよ｣
妖しい笑みを浮かべていう。
この野郎、絶対楽しんでやがる。
｢従うって、どう？｣
｢普通に俺の言うこと聞けばいいだけ
そしたらばらさないからさ｣
瀬名は足を組んで、楽しそうにこういった。
｢ほら、ご主人様って言ってみな？｣
俺はすかさず、最高の笑顔でこういった。
｢やべぇ、すげぇムカつく｣
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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nekosugi - 色んな作品楽しみにしてます！！ (2018年3月29日 18時) (
レス) id: f7266d588f (このIDを非表示/違反報告)
莉緒(プロフ) - nekosugiさん» 是非！よろしくお願いします！ (2018年3月28日 1時) (レス) id: a945d15bb6 (このIDを非表示/違反報告)
nekosugi - 私もせなくん好きですよ！もしよかったら友達になりませんか？ (2018年3月21日 21時) (レス) id: f7266d588f (このIDを非表示/違反報告)
莉緒(プロフ) - nekosugiさん» 私は元真緒くんでしたけど、今は瀬名くんです！ (2018年3月3日 23時) (レス) id: a945d15bb6 (このIDを非表示/違反報告)
nekosugi - 莉緒さんは、あんスタで誰が好きですか？ (2018年3月3日 15時) (レス) id: f7266d588f (このIDを非表示/違反報告)
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