３９、少しの変化 ページ39
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桜咲が瀬名と行動している間。
俺は何となく期待して待っている……わけがなく。
｢これはどういうことですか、水川さん……？｣
椚のやつに捕まっていた、最悪なことに。
経緯を話せば長くなるからそこはカットして
要は桜咲の騒ぎについての言及をされてる。
｢ここに写ってるのあなたですよね？！｣
｢ち、違ぇっすよ、それは桜咲ってやつで｣
｢どうみてもあなたでしょうが……！｣
｢そ、そっくりなだけなんすよ、ほんとに〜っ！｣
タブレット端末をもって詰め寄ってくる先生。
勘弁してくれと、その端末を押し返す。
そんな茶番をみて、やれやれと呆れる
さがみーこと佐賀美先生。
｢じゃあ結論、『バレてはいない』んだな？｣
さがみーの確認に、何度も頷きながら離れる。
俺を細めで見ながらも、息をつく椚先生。
空き教室に教師二人の尋問とか、洒落にならねぇ。
俺は小さくため息をついて、椅子に座って二人を見る。
会話から分かるように、二人は俺のことを知っている。
そうじゃなきゃ、入学試験をパスすることは
まず出来なかっただろうし。
何より『最悪の事態』を回避出来てるのも
この先生達のお陰だったりするのだ。
｢広まった以上仕方ないけど、本当に気をつけろよ〜？｣
｢そうですよ、バレてしまったら私の責任にもなるので｣
｢わーってるよ、これからもっと気をつけるって｣
既に1名ほどバレてるんですがな。
なんとも言えない顔で、瀬名を思い出している。
｢とにかく、これ以上目立った行動すんなよ｣
｢既に目立ってますよ、この人問題児なんですから｣
｢クラスじゃかなりのサボり魔と化してるぜ｣
｢お前なぁ……、もう少し危機感持てよ｣
｢そうですよ、仮にも女の子なんですから｣
｢……それは、どうも｣
｢素直だな、意外と。女子扱いしたら怒ってたくせに｣
｢あははっ、最近は嬉しいと思う時もあるんですよ｣
そう言いながら、椅子から立ち上がる。
強気な様子で、ニッと笑い先生らに言う。
｢先生にはほんと、頭が上がんないほど感謝してるんで
これ以上の迷惑はかけませんから｣
それだけ言って、一礼して扉の方に向かう。
ドアに手をかけた時、さがみーの声がした。
｢……A、ちょっと変わったか？｣
一度振り返って、少しだけ考える。
それから｢あぁ｣と前置きして、冗談っぽく言ってみた。
｢恋する乙女だから、じゃないっすかね？｣
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nekosugi - 色んな作品楽しみにしてます！！ (2018年3月29日 18時) (
レス) id: f7266d588f (このIDを非表示/違反報告)
莉緒(プロフ) - nekosugiさん» 是非！よろしくお願いします！ (2018年3月28日 1時) (レス) id: a945d15bb6 (このIDを非表示/違反報告)
nekosugi - 私もせなくん好きですよ！もしよかったら友達になりませんか？ (2018年3月21日 21時) (レス) id: f7266d588f (このIDを非表示/違反報告)
莉緒(プロフ) - nekosugiさん» 私は元真緒くんでしたけど、今は瀬名くんです！ (2018年3月3日 23時) (レス) id: a945d15bb6 (このIDを非表示/違反報告)
nekosugi - 莉緒さんは、あんスタで誰が好きですか？ (2018年3月3日 15時) (レス) id: f7266d588f (このIDを非表示/違反報告)
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