２８、なんでここに ページ28
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｢なんで羽風も来るんだよ！｣
｢『金髪美女』って聞いて俺が待ってるわけないでしょ｣
まぁそうだろうがよ。
駆け足で守沢のあとについて行きつつ
ご機嫌な羽風に呆れてものが言えない。
しかし『金髪美女』って何のことだ。
その対象が『俺』なんだとしたら、なんでそんなこと。
これは先に聞いておくしかない。
｢なぁ守沢、もうちょい詳しく教えてくれねぇか？｣
｢見た方が早いと思うがな……、経緯だけは伝えておこう｣
そう言うと守沢は、少しだけ速度を落として話す。
俺の隣に並んだと思ったら、俺の顔をじっと見つめる。
そしてすぐ前に向き直って、呟くように言う。
｢今考えたら、お前にそっくりだったんだがな｣
｢は？そっくりって？｣
思ったまま口にすると、さらに守沢はつなげる。
｢知り合いにお弁当を届けたいと言っていたんだ｣
守沢はいつものように登校してきた様だった。
しかし、ある『女の子』に声をかけられたらしい。
それはただ『お弁当を渡したい』という純粋なもの。
守沢が代理で受けようとしたらしいのだが
どうしても本人に直接渡したいとのこと。
大方、そんなところだった。
｢ちなみに俺は公園でヒーローショウしていて遅れた！｣
｢もりっち、それは聞いてないと思うよ｣
羽風が冷静に突っ込みを入れる。
普通なら俺も参戦するのだが、それどころじゃない。
多分、今の俺の顔は、だれが見ても真っ青だと思う。
『金髪美女』は間違いなく『俺』のはず。
今のところ、『俺』の女子の知り合いはあんずのみ。
なのに『わざわざ』、普段の『俺の姿』で。
『わざわざ』、『お弁当』を持ってきて。
『夢ノ咲』に知り合いがいるといっている。
｢……心当たりしかいねぇ｣
｢俺も何となくわかった気がする｣
｢もう1人しかいないからな！｣
きっと、満場一致で『俺の身内』という判断。
それには間違いがないが、ちょっと……
いや、かなり厄介なことをしてくれた。
普通に来るか、スマホで連絡くらい入れて欲しい。
……前言撤回、『あいつ』は『普通』に来ない。
調子がいい時は『厄介』を提供してくる。
｢あそこだ！今、瀬名が対応してる｣
受付に行くと、確かに『金髪美女』が瀬名といる。
なるほど、昨日の俺はあんな感じだったのか。
そんなこと考えて苦笑した時、瀬名が俺たちに気づいた。
｢ほら、あいつでしょ？｣
瀬名が俺を指さすと、その少女がこちらを見て笑う。
走って俺の元に来たかと思うと、抱きしめられた。
｢やーっと会えたね、『お兄ちゃん』？｣
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おみくじ結果は「末凶」でした！
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nekosugi - 色んな作品楽しみにしてます！！ (2018年3月29日 18時) (
レス) id: f7266d588f (このIDを非表示/違反報告)
莉緒(プロフ) - nekosugiさん» 是非！よろしくお願いします！ (2018年3月28日 1時) (レス) id: a945d15bb6 (このIDを非表示/違反報告)
nekosugi - 私もせなくん好きですよ！もしよかったら友達になりませんか？ (2018年3月21日 21時) (レス) id: f7266d588f (このIDを非表示/違反報告)
莉緒(プロフ) - nekosugiさん» 私は元真緒くんでしたけど、今は瀬名くんです！ (2018年3月3日 23時) (レス) id: a945d15bb6 (このIDを非表示/違反報告)
nekosugi - 莉緒さんは、あんスタで誰が好きですか？ (2018年3月3日 15時) (レス) id: f7266d588f (このIDを非表示/違反報告)
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