ヒロインは悪役につき【修学旅行編】

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「ほんと、恥ずかしい奴だよね。お前って」

「〜〜〜うるせぇなぁ」

「んははっ」

「んははって...。ていうか、本当にお前。美穂子のカレシなの？」







ショッピングモールからの帰り道。夕焼けがさす帰り道を、総勢１０人でゾロゾロと歩く。
あれから結局、あっけからんとしているおそ松の元にトイレから戻った美穂子が遭遇。



おそ松達に和也と美穂子は付き合っていると伝えると六つ子はとてつもなく落ち込み、和也に反感を持っているようだった





「そうですけど。おい、A。本当にこの六つ子の中に彼氏はいないんだろぉな」

「当たり前じゃん。誰が好き好んでコイツら彼氏にするんだって話だよ」




なんだと？！と野次が飛んできたが無視無視。






「けど私もびっくりしたよ、和也君のお姉さんが藤沢さんだったなんて
　じゃあ将来の義理姉さん？ あっ...これはあくまで例えばだから...」

「ん、別にそのつもりだよ。その、将来的に？」

「和也君...」





うげ、吐きそう。
実の弟とクラスメートのイチャイチャシーンなんで見たくもない。




何故だかこっちまで恥ずかしくなってしまうし、甘いコイツらの会話には砂糖を吐きそうだった








「まぁ、水着も買ったことだし。あとは待つだけだね、修学旅行！
　イケメンな不動産王捕まえるぞー！」



本来の修学旅行とは違った目的のため燃え上がるトト子を横目に、嫌な予感しかない修学旅行にため息を吐く。




どうか何ともない修学旅行になりますように＿＿！！

＿＿＿フラグ